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更新日:令和3(2021)年3月10日

ページ番号:6062

(南房総市)木造聖徳太子立像

内容

  • 市指定・有形文化財(平成16年4月1日指定)
  • 住所:南房総市白浜町白浜1735(所有:青木太子堂)

木造聖徳太子立像の写真

像高76.9センチ

太子堂の本尊である。童子形に表され、髪を両耳上で美豆良に結う。両腕を屈臂し、向かって右向きに両手で柄香炉を持つ。袍・袴を各々着けて沓を履く。

檜材の寄木造りで、像表面には彩色が施される。頭体幹部は別材で差し首とする。頭部は後頭部を通る線で前後に矧ぎ、内刳りを施す。体幹部は正中線で左右二材を寄せ、像底部を残して内刳りを施す。両腕の前膊を含んだ袖より垂下する部分、両手首先、両足先は別材を寄せる。足裏踵部に像内にまで貫通するほぞ孔を穿ち、台座上に立てた丸ほぞを差し込んで像を立てる。像内背面の首下には首ほぞ受けの板が設けられており、ここで頭部を支えている。像内は中央部を平滑に彫りくぼめその背面上部は鑿痕を水平に、両体側部では縦に残し、これに漆地をかけるという荘厳の仕方が注目される。保存状態はおおむね良好であるが、面部、両耳朶、両美豆良の先端、右第一・第二指、背面地付部に磨損が見られる。

本像は、頭部刳り面および台座底面の銘文により、寛文7年(1667)8月18日に造られたことがわかる。また、江戸霊巌寺内寂蓮杜の然誉の造立であることも記されている。この然誉は四国讃岐の生まれであるという。本像は制作後、この地に移されたものであろう。この他にも体内に如来像を納入したことが記されている。

童子形の聖徳太子が柄香炉を持つ姿は、一般に太子が16歳のときにその父、用命天皇の病気平癒を香炉を持って祈請したという「孝養」の姿とされる。しかし、本像は袍の上に袈裟を着けておらず、通例の孝養像とは若干異なっていることが指摘されよう。本像は頭部がかなり大きく造られている点などから、袍と袴を着け両手で松葉あるいは笏を執る太子3歳の「松葉」像との図像の混合の可能性も考えられる。

出典・問い合わせ先

  • 出典:「白浜町の指定文化財」
  • 問い合わせ先:南房総市外部サイトへのリンク(旧白浜町が合併)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課文化振興班

電話番号:043-223-2406

※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。

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