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更新日:令和3(2021)年3月10日

ページ番号:6042

(南房総市)銅造地蔵菩薩坐像

内容

  • 市指定・有形文化財(平成16年4月1日指定)
  • 住所:南房総市白浜町白浜2225(所有:福寿院)

銅造地蔵菩薩坐像の写真

像高26.0センチ

両腕を屈臂し、左手は膝上で宝珠を、右手は錫杖をそれぞれ執り、大衣・偏衫をつけて蓮華座上に半跏趺坐する地蔵菩薩像である。

像本体を一鋳とする銅製で、両手先は手首で蟻ほぞにて接合する。肉厚は背面地付部付近で約1.3センチメートルと厚く、中型土が像内に多くの残る。現在の光背と台座は木製で、像本体を嵌め込むために蓮肉部上面を0.8センチメートルほど掘り窪めている。像表面の漆箔・錫杖・光背・台座は後補である。

像はやや大きめの頭部、男性的な容貌、広い肩幅等に特徴がみられ、一尺に満たない小像であるにもかかわらず、量感豊かで安定感に富む像容である。一方で細部に眼を転じると、髪際を一段高く表わしたり、後頭部に抑揚をみせるなど、随所に手慣れた彫技の一端が感じられる。また両脚部を覆う粘りを含んだ衣摺や、裙先の縮れた衣の表現も特徴的で、特に前者は南北朝期以降の院派仏師に通じるものであり、本像の様式的系譜をうかがわせて興味深い。いくぶん寸詰まりの身体構成ではあるが、手堅くまとまった像容から、制作年代は室町時代前半、おおむね15世紀と考えられよう。町内では珍らしい中世にさかのぼる銅造の地蔵尊として、その存在は重要である。

出典・問い合わせ先

  • 出典:「白浜町の指定文化財」
  • 問い合わせ先:南房総市外部サイトへのリンク(旧白浜町が合併)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課文化振興班

電話番号:043-223-2406

※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。

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