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更新日:令和3(2021)年3月10日

ページ番号:6057

(南房総市)木造十一面観音立像

内容

  • 市指定・有形文化財(平成12年4月1日指定)
  • 住所:南房総市白浜町乙浜(所有:正栄寺)

木造十一面観音立像の画像髻頂に上半身の一部を含む仏面をあらわし、天冠台上に横一列に十面を彫出するが、各面の目鼻立ちは現状明らかにしない。天冠台は無文の帯状とするが、両耳後ろより背面寄りの部分では彫出しない。頭髪は平彫とする。耳朶は環状とし、貫かない。条帛、天衣、裾を各着ける。天衣は両肩から垂れ、左方分は膝上をわわたって右上膊に絡んで垂下し、右方分は腹下をわたって左肘に懸かって垂れる。裾は二段に折り返す。左手は屈臂して腹前で花瓶を執り、右手は掌を体側に向けて垂下する。

広葉樹林(欅または樟)による一木造で、彫眼とし、現状素地を呈す。右腕を含んで頭・体幹部を一材より彫出する。内刳りは施さない。上仏面、両足先、左側天衣遊離部、右上はくに絡む天衣部、宝冠、持物を別材製とする。

保存状態は、別材製の部分を後補とし、頭上面の左側三面を欠失するほか、下地を含めて像表面の仕上げのほぼ全てを失って、全体に風化がみられ、地付き周辺には虫損も認められるが、大方において当初の材を残している。

本像はゆったりとした姿勢、柔らかな肉取り、浅くなだらかな衣紋表現など、平安時代後期の特徴を示し、やや渋みを含む表情や意外に奥行き豊かな側面観などからすれぱ、本像の制作はおおよそ11世紀前半頃に求められる。本像は比較的保存もよく、作風や構造に10世紀の古様を伝える作例として重要である。なお、頂上仏面は後補ながら上半身の一部をも彫出しており、例の少ない表現として注意される。

出典・問い合わせ先

  • 出典:「白浜町の指定文化財」
  • 問い合わせ先:南房総市外部サイトへのリンク(旧白浜町が合併)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部県民生活・文化課文化振興班

電話番号:043-223-2406

ファックス番号:043-221-5858

※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。

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