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更新日:令和5(2023)年3月1日
ページ番号:16965
北千葉道路が通過する北印旛沼を含む周辺地域は、県立印旛手賀自然公園に指定されており、豊かな自然が多く残された地域です。印旛沼周辺では様々な種類の野鳥を観察することができ、野鳥観察のために人が訪れるような場所となっています。
北千葉道路事業を進めるにあたり、環境影響評価法に基づき本事業が環境にどのような影響を及ぼすかについて調査・予測及び評価を行い、「環境影響評価書」が作成されました。
また印旛大橋(印旛沼渡河橋)の構造を決定するにあたっては、景観検討委員会による検討を重ね、周辺地域の風景にあった構造としています。現在の風景を大事にし、それを大きく変えることの無いようにという理念のもとに、橋梁の高さをできるだけ抑えられるような構造の橋とすること(例えば吊り橋のように塔やケーブルなどの構造物が原風景から突出するような種類の橋にしない)、鉄道橋と道路橋の橋脚位置を合わせて真横からみたときに橋の下が煩雑にならないようにすること(下部工の一体化)、鉄道橋を道路橋と合わせて一つの構造物として景観のバランスを考えることなどがあげられています。
環境要素 |
主な環境保全措置 |
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大気質(粉じん等) |
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騒音 |
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振動 |
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水質 |
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動物 |
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植物 |
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景観 |
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北千葉道路の建設については、環境への配慮を考え上記表の対策を講じながら工事を行なっていきます。
これらの対策の効果と環境への影響をそれぞれ項目を定め調査していきます。
環境影響評価準備書についての知事意見を受け、代償措置として造成するヨシ原について、その検討過程を公表いたします。
なお、本事業の計画路線である印西~成田間は、その大半を成田新高速鉄道と併設することとなり、両事業による環境への影響を考慮した影響評価を行っています。
「成田新高速鉄道線」及び「一般国道464号北千葉道路」事業は、千葉県立印旛手賀自然公園の特別地域に指定されている北印旛沼を橋梁で通過する計画としており、同事業の環境影響評価において、周辺に生息する湿地性希少鳥類の生息地の一部が、生息環境として適さなくなるおそれがあると予測されました。
よって、これらの鳥類の環境影響の程度を回避・低減する必要が生じましたが、現在の知見では具体的に採用できる保全策がないため、印旛沼周辺に湿地性鳥類の新しい生息環境を造成し、影響が生じると予測された生息地の代償措置を図ることとなりました。
千葉県知事意見等において、代償措置に対して具体的な内容の提示が求められましたが、土地の確保や関係機関との調整等から具体的な内容を示すことが困難な状況でした。そのため、環境影響評価書では、専門家の助言を得ながら、今後HEP(HabitatEvaluationProcedures)等の手法を用いて代償措置の効果について定量的に評価し、造成時期や造成面積等を検討するとの見解を示しています。
本検討では、これらの経緯から、HEPによる生態系定量的評価手法を参考に、専門家の助言を得ながら、より鳥類の定着の可能性を追求した代償措置の検討を行うことを目的としております。
※一般的なHEPのしくみについては、田中章先生(現東京都市大学教授)からご紹介をいただきました。
なお、本HEP評価については、田中章先生は全く関与しておらず、事業者及び専門コンサルタントで検討し、事業者の責任において実施しました。
ヨシ原の順応的管理に関する検討会の開催
回数 |
開催日 |
---|---|
第1回 |
平成19年11月13日 |
第2回 |
平成20年02月07日 |
第3回 |
平成20年06月22日 |
第4回 |
平成20年08月26日 |
第5回 |
平成20年12月01日 |
第6回 |
平成21年02月16日 |
第7回 |
平成21年06月23日 |
第8回 |
平成21年11月16日 |
第9回 |
平成22年03月08日 |
第10回 |
平成22年06月21日 |
第11回 |
平成22年11月15日 |
第12回 |
平成23年06月27日 |
第13回 |
平成23年10月03日 |
第14回 |
平成24年02月27日 |
第15回 |
平成24年07月24日 |
第16回 |
平成24年11月20日 |
第17回 |
平成25年02月19日 |
第18回 |
平成25年07月30日 |
第19回 |
平成25年11月19日 |
第20回 |
平成26年02月25日 |
第21回 |
平成26年07月16日 |
第22回 |
平成26年12月03日 |
第23回 |
平成27年02月25日 |
第24回 |
平成27年08月07日 |
第25回 |
平成27年12月04日 |
第26回 |
平成28年02月25日 |
第27回 |
平成28年08月08日 |
第28回 |
平成28年12月15日 |
第29回 |
平成29年03月08日(完) |
氏名 |
役職名 |
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堀田和弘 |
千葉敬愛短期大学元学長 |
大場達之 |
千葉県立中央博物館元副館長【植物】 |
永田尚志 |
新潟大学教授【鳥類】 |
検討会風景
視察風景
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