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更新日:令和4(2022)年1月27日

ページ番号:4165

昭和50年千葉県衛生統計年報目次

利用者のために

1 衛生部の機構…3

2 千葉県衛生行政区画と施設一覧…4

3 保健所管轄一覧…5

4 市町村別人口及び世帯数(エクセル:33KB)…6

5 市町村別、年齢(5歳階級)男女別人口…8

第1 人口動態…34

第2 伝染病及び食中毒…44

第3 医療…46

第4 保健所運営報告…48

統計表

第1章 人口動態

1 総括

第1表 人口動態総覧、年次別…55

第2表 人口動態総覧、保健所・市町村別、実数・率(エクセル:105KB)…56

2 出生

第3表 出生児数、性・月・保健所別…62

第4表 出生児数、性・母の年齢(各歳)・出生順位別…64

第5表 出生児数、性・母の年齢(5歳階級)・保健所・市町村別…66

3 死亡

第6表 死亡者数、性・月・保健所別…76

第7表 死亡者数、性・年齢(5歳階級)・保健所・市町村別…78

第8表 乳児死亡者数、新生児死亡者数、性・週齢・月齢・保健所・市町村別…102

第9表 周産期死亡数、出産児の体重・出産児の平均体重・性・妊娠期間別…114

4 死産

第10表 死産胎数、自然-人口・妊娠期間・性・保健所別…116

5 死因分類

第11表 死因順位、性・年齢別…120

第12表 死因分類、性・月別…136

第13表 死因分類、性・年齢(5歳階級)別…152

第14表 死因分類、性・保健所・市町村別…168

第15表 外因による死亡数、性・年齢(特定階級)・外因・傷害の性質、死因(B分類)別…240

第16表 死因分類-乳児死亡者数、性・月別…252

第17表 死因分類-乳児死亡者数、性・保健所・市町村別…262

第18表 死因分類-周産期死亡数、後期死産-早期新生児死亡、母の年齢別…286

6 婚姻

第19表 婚姻件数、夫の年齢・妻の年齢別…290

第20表 平均初婚年齢・初婚者数、年齢(5歳階級)・仕事の種類別…298

7 離婚

第21表 離婚件数、夫の年齢・妻の年齢別…300

8 世帯の仕事

第22表 出生児数、死亡者数、乳児死亡者数、新生児死亡者数、早期新生児死亡者数、世帯の仕事別…308

9 平均余命

第23表 昭和40年~50年簡易生命表(全国)…309

第2章 伝染病及び食中毒

第1表 法定・指定伝染病患者数、り患率、年次別…312

第2表 届出伝染病患者数、り患率、年次別…314

第3表 伝染病及び食中毒患者数、保健所・市町村別…316

第4表 伝染病及び食中毒患者数、月別…318

第5表 食中毒事件、患者数・死者数、病因物質・原因食品別…320

第3章 医療

第1表 医療施設静態調査結果…324

第2表 医師・歯科医師、薬剤師数、従業地別…328

第3表 医療施設利用状況…332

第4表 病院数の年次別推移…332

第5表 病床数、病床-病院の種類、年次別…333

第4章 保健所運営状況

第1表 個別健康診断開設回数・受診延人員数、対象、保健所別…336

第2表 集団健康診断開設回数・受診延人員数、対象、保健所別…338

第3表 環境衛生監視員等の監視指導施設数、施設の種類・保健所別…340

第4表 飲料水水質検査検体数、給水施設の種類・保健所別…342

第5表 食品関係営業施設に対する監視指導施設数、施設の種類・保健所別…344

第6表 保健所活動による乳の収去試験体数、乳の種類・検査方法・保健所別…346

第7表 保健所活動による乳以外の食品等の収去試験検体数、検査方法・保健所別…348

第8表 細菌性赤痢検索の検査検体数、検索の対象・保健所別…356

第9表 結核予防法による健康診断受診者・予防接種被接種者・被発見者数、定期一定期外対象・保健所別…358

第10表 結核予防法第34条による医療費の公費負担申請・合格・承認件数、社会保健等の種類・保健所別…366

第11表 結核予防法第35条による従業禁止・命令入所患者の医療の公費負担件数、保健所別…366

第12表 予防接種法による予防接種被接種者数、疾病・期・定期・保健所別…368

第13表 臨時及び保健所活動による予防接種者数、保健所別…370

第14表 寄生虫検査被検査者数・有卵者数、保健所活動-市町村の実施・虫卵の種類・保健所別…370

第15表 トラホーム検診者・患者・保健所別…372

第16表 妊娠届出数、妊娠月数、低体重児の届出数・保健所別…372

第17表 妊産婦保健指導数、保健所活動-市町村の実施・妊婦-産婦・保健所別…372

第18表 乳幼児保健指導数、保健所活動-市町村の実施・乳児-幼児・保健所別…374

第19表 母子衛生療育指導・医療相談・補装具相談数、機能障害・保健所別…376

第20表 妊娠中毒症及び新生児訪問指導数、保健所別…379

第21表 栄養改善指導被指導者数、被指導施設数、個別指導-集団指導・保健所別…380

第22表 保健所活動による歯科健康診断受診者数、個別指導-集団指導・保健所別…380

第23表 衛生教育講習会開催回数、対象・所内-所外・保健所別…382

第24表 保健婦家庭訪問被訪問者数、対象・保健所別…382

第25表 保健所保健婦の家庭訪問以外の活動実施回数・被指導延人員、業務の種類・保健所別…386

第26表 医療社会事業取扱実数・面接・訪問回数、対象・保健所別…386

第27表 精神衛生相談実人員・精神衛生相談回数・精神衛生訪問指導回数、保健所別…387

第28表 試験検査件数、検査の種類・保健所別…388

第1 人口動態

1.人口動態調査について

人口動態調査は、国勢調査と並ぶ主要な統計法に基づく指定統計である。

調査は、人口動態調査令及び施行規則の規定により行っているが、戸籍法(昭和22年法律第224号)による出生・死亡・婚姻および離婚の届出、死産の届出に関する規定による届出から市町村で1件ごとに調査票を作成し、保健所、県を経由し厚生省統計情報部において収集・集計される。これからさらに千葉県において県分の結果表を作成する。

調査票の分類は、出生・死亡・死産は住所地で、婚姻は夫の住所地、離婚は別居する前の住所地で行っている。
結果表における用語の説明及び比率の算出はつぎのとおりである。

  • 新生児死亡 出生後28日未満の死亡
  • 乳児死亡 出生後1年未満の死亡
  • 周産期死亡 妊娠第8月(第29週)以後の死産と生後1週未満の死亡
  • 出生・死亡・婚姻・離婚率=(年間の事件数/人口)×1,000
  • 死産率={年間の事件数/年間の出産数(出生数+死産数)}×1,000
  • 乳児死亡・新生児死亡率=(年間の事件数/年間の出生数)×1,000
  • 周産期死亡率={(妊娠8月以後の死産数+生後1週間未満新生児死亡数)/出生数}×1,000
  • 死因別死亡率=(死因別死亡数/人口)×1,000
  • 人口 50年10月1日現在人口

2.概要

1)出生

近時における出生率の推移は、戦後10年間急激に下降をつづけ、昭和36年に16.8と最底の率を示したのち除々に上昇し、戦後のベビーブーム期に生れた人達が結婚期ならびに出産期を迎えたためとみられるが、この傾向は昭和47年を峠として除々に又下降をたどり戦後第2のベビーブームの終りの近いことを示している。

これらの傾向はほぼ全国的な傾向と一致しているが、首都圏に人口の集中がはじまる30年代後半から、千葉県の出生率は全国のそれを上廻るようになり、昭和50年は、千葉県の出生率18.7に対し、全国の出生率は17.1となった。

出生順位別にみた百分率は,昭和30年には、第1児(30.6%)、第2児(26.2%)、第3児(20.0%)、第4児以上(23.2%)がほぼ同じ割合をしめていたが、昭和40年から第1児第2児の合計が全体の85%以上を占めるようになり、昭和50年には87.5%に達した。また母の年齢階級別出生率をみると、比較的若い年齢のうちに子供を生み終えてしまう最近の傾向(「一括出生」「バンチド・バース」ともいわれる。)をものがたっている。

2)死亡

昭和50年の死亡数は、21,768人で死亡率(人口100,000対)は524.6で、昭和48年を除いて年々低下の傾向を示している。

死亡率を保健所別にみると松戸、船橋、習志野管内がひくく、八日市場、勝浦、館山保健所管内が高い。

死因順位は、昭和48年以来上位3位を脳血管疾患、悪性新生物、心疾患が占めこれら3大成人病の順位は昭和34年から変っていない。

成人病のうち悪性新生物の死亡率は年々増加し、昭和50年には4,063人となった。又全死亡に占める割合も逐次増加の傾向を示している。悪性新生物死亡の重要性は、社会的にも家庭的にも重要な位置にある30~64歳の働き盛りの年令に多いことである。悪性新生物の部位別の死亡の割合は表7のとおりである。

A群は細菌感染によるもの、B群成人病、C群妊産婦および乳児期の疾患、D群外因死、E群その他の5つの死因群に分けたものは,年をおってA群の減少、D群の増加等死因構造の変化が見られる。

3)乳児死亡

1歳未満の乳児の死亡は年々減少し、昭和50年は出生児千対10.0となった。

全死亡率は昭和25年を100とすると、昭和50年は43の指数を示すのに比して乳児死亡は15を示し乳児死亡の著しい改善がみられる。

特に生存期間が比較的長い者の死亡は,細菌感染と不慮の事故等後天的な原因によるものが多く、その防止は乳児死亡率の減少に大きな役割をはたしているが特に細菌感染死亡の改善が乳児死亡を減少させたといえる。乳児の死亡が先天的要因の強いものによるものが多いことをものがたっている。

4)死産

人口動態統計では「死産の届出に関する規定」により妊娠4月以後の死児の出産を死産として扱っている。

死産のうち人工的処置を加えたものは人工死産としている。

5)周産期死亡

周産期死亡とは、妊娠第8月(第29週)以後の後期死産と、生後1週未満の早期新生児死亡をあわせたものをいい、1955年以来WHOによって提唱され母子衛生上の指標として通常出生千に対する死亡率として観察する。本県における年次別周産期死亡率は,年々改善される傾向にある。

6)婚姻と離婚

近時における婚姻の動向は、昭和46年の人工千対10.9をピークとして若干減少の傾向を示し、昭和50年は,8.9となっている。これは、戦後のベビーブーム期に生れた人々の結婚がピークを越えたことをものがたるものと思われる。

一方離婚は大勢として増加の傾向を示している。

※統計表の電子データは、当課に備えてあります。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

ファックス番号:043-222-6294

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