ここから本文です。

更新日:令和4(2022)年10月12日

ページ番号:12140

千葉県月例経済報告(平成26年4月)

平成26年4月23日

1.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

県内の経済情勢は、緩やかに回復しているが、消費増税の影響なども懸念され、先行きについては注視していく必要がある。新規自動車登録台数が7カ月連続して前年同月を上回っているほか、鉱工業生産指数、住宅着工件数が2カ月連続して前年同月を上回るなど堅調に推移している。

大型小売店販売額(平成26年2月)

  • 大型小売店販売額は711億円で、前年同月比3.6%の増加となった。
  • 種類別に見ると、百貨店が2.2%の減少、スーパーが5.5%の増加となっている。
  • 既存店ベースの販売額は、前年同月比1.2%の減少となっている。

大型小売店販売額(平成26年2月)
(経済産業省「商業動態統計」)

新規自動車登録台数(平成26年3月:軽自動車を除く)

  • 新規自動車登録台数は21,970台で、前年同月比19.6%の増加となった。
  • 車種別に見ると、普通貨物、バス、普通乗用車、小型貨物、小型乗用車、特殊用途等の全ての車種で前年同月を上回った。

新規自動車登録台数(平成26年3月:軽自動車を除く)
(一般社団法人日本自動車販売協会連合会千葉県支部「新車登録台数月報」)

新設住宅着工戸数(平成26年2月)

  • 新設住宅着工戸数は4,050戸で、前年同月比32.4%の増加となった。

新設住宅着工戸数(平成26年2月)
(国土交通省「住宅着工統計」)

鉱工業生産指数(平成26年1月)

  • 鉱工業生産指数は98.8で、前月比1.5%の増加、前年同月比13.3%の増加となった。

鉱工業生産指数(平成26年1月)
(千葉県総合企画部統計課「千葉県鉱工業指数月報」(H25年12月発表資料より、基準年をH22年に改定))

有効求人倍率(平成26年2月)

  • 有効求人倍率は0.87倍で、前月に比べ0.01ポイント上回った。
  • 南関東における完全失業率は3.6%で、前月と変わらなかった。

有効求人倍率(平成26年2月)
(千葉労働局職業安定部職業安定課「労働市場月報」)

企業倒産件数(平成26年3月:負債総額1千万円以上)

  • 企業倒産件数は27件で、前年同月比22.7%の増加となった。
  • 負債総額は29億7,100万円となった。
  • 震災関連の倒産は0件だった。

企業倒産件数(平成26年3月:負債総額1千万円以上)
(株式会社東京商工リサーチ調べ)

金融情勢(平成26年2月)

  • 金融情勢の預金残高は25兆4,679億円で、前年同月比2.9%の増加となった。
  • 現金残高は1,772億円で、前年同月比2.6%の増加となった。
  • 貸出残高は12兆4,482億円で、前年同月1.8%の増加となった。

金融情勢(平成26年2月)
(日本銀行「金融経済統計月報」)

公共工事請負額(平成26年3月)

  • 請負件数は368件で、前年同月比14.8%の減少となった。
  • 請負金額は364億円で、前年同月比62.2%の増加となった。

公共工事請負額(平成26年3月)
(東日本建設業保証株式会社千葉支店「保証取扱高からみた県内公共工事の動向」)

県内中小企業の業況判断指数(平成26年3月)

  • 県内中小企業の業況判断指数は、前月比、前年同月比ともに改善した。

県内中小企業の業況判断指数(平成26年3月)
(千葉県中小企業団体中央会調査から算出、DI=(好転した企業数-悪化した企業数)/集計企業数×100(%))

2.「月例経済報告」総論(平成26年4月17日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、緩やかな回復基調が続いているが、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動により、このところ弱い動きもみられる。

  • 個人消費は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動により、このところ弱い動きとなっている。。
  • 設備投資は、持ち直している。
  • 輸出は、横ばいとなっている。
  • 生産は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響もあって、おおむね横ばいとなっている。
  • 企業収益は、改善している。企業の業況判断は、幅広く改善している。ただし、先行きに慎重な見方となっている。
  • 雇用情勢は、着実に改善している。
  • 消費者物価は、緩やかに上昇している。

先行きについては、当面、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動により弱さが残るものの、次第にその影響が薄れ、各種政策の効果が発現するなかで、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。

政策の基本的態度

政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの早期脱却と経済再生の実現に向けて全力で取り組む。このため、「経済財政運営と改革の基本方針」に基づき経済財政運営を進めるとともに、「日本再興戦略」の実行を加速化し、強化する。また、経済の好循環の実現に向け、「好循環実現のための経済対策」を含めた経済政策パッケージを着実に実行するとともに、平成26年度予算の早期実施に努める。
日本銀行には、2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現することを期待する。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?