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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12029

千葉県月例経済報告(平成17年8月)

1.「月例経済報告」総論(8月9日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、企業部門と家計部門がともに改善し、緩やかに回復している。

  • 企業収益は改善し、設備投資は緩やかに増加している。
  • 個人消費は、緩やかに増加している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善に広がりがみられる。
  • 輸出は持ち直し、生産は横ばいとなっている。

先行きについては、企業部門の好調さが持続する中で、家計部門へ波及しており、国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005」に基づき、構造改革を加速・拡大する。

政府は、日本銀行と一体となって、重点強化期間におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力の更なる強化・拡大を図る。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(6月)

813億円で、販売額合計の前年同月比は9ヶ月連続の減少となった(1.0%減)。種類別では、百貨店が2.1%減、スーパーが0.5%減となっている。また、店舗調整後の販売額も、前年同月比3.6%減となっている。

新規自動車登録台数(7月)

16,405台であり、4ヶ月ぶりに前年同月比を下回った。車種別にみると、小型車・特殊用途等の伸びが大きい。

新設住宅着工戸数(6月)

5,101戸で、前年同月比17.3%減と6ヶ月ぶりに前年同月を下回った。全種類別で、前年同月を下回った。

鉱工業生産指数(5月)

前月比で3.2%減、前年同月比で0.5%増となり、3ヶ月連続して前年同月を上回った。

有効求人倍率(6月)

0.86倍と、前月を0.02ポイント下回っている。南関東における完全失業率は4.1%と減少した。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(7月)は、31件で、前年同月で同数であり、6ヶ月ぶりに30件代となった。負債総額は、85億3,900万円となった。

金融情勢(6月)

預金残高が20兆4,271億円で、前年同月比2.9%増となっている。また、現金残高は2,289億円で同比21.6%増、貸出残高については、11兆1,058億円で同比0.5%増となった。

公共工事請負額(7月)

249億円で、前年同月比27.4%減となり、請負件数は553件で、前月同月比17.1%減となった。

県内中小企業の業況判断(7月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前年同月比は悪化しているが、前月比は改善している。業種別でみると、特に製造業が悪化している。

以上のように、県内の経済情勢は、鉱工業生産指数の改善等の明るい傾向も見られるものの、大型小売店販売額、新規自動車登録台数や新設住宅着工戸数等の悪化がみられ、景気の回復に一服感がでている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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