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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12028

千葉県月例経済報告(平成17年7月)

1.「月例経済報告」総論(7月12日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、弱さを脱却する動きがみられ、緩やかに回復している。

  • 企業収益は改善し、設備投資は緩やかに増加している。
  • 個人消費は、持ち直している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善に広がりがみられる。
  • 輸出、生産は横ばいとなっている。

先行きについては、企業部門の好調さが持続する中で、家計部門も改善しており、世界経済の着実な回復に伴って、景気回復は底堅く推移すると見込まれる。一方、情報化関連分野でみられる在庫調整の動きや原油価格の動向等には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、6月21日、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005」を閣議決定した。今後は、本基本方針に基づき、構造改革を加速・拡大する。

政府は、日本銀行と一体となって、重点強化期間におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力の更なる強化・拡大を図る。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(5月)

794億円で、販売額合計の前年同月比は8ヶ月連続の減少となった(2.5%減)。種類別では、百貨店が4.0%減、スーパーが1.9%減となっている。また、店舗調整後の販売額も、前年同月比5.1%減となっている。

新規自動車登録台数(6月)

16,189台であり、3ヶ月連続して前年同月比を上回った。普通貨物以外の車種別で増加しており、特にバスの伸び率が大きい。

新設住宅着工戸数(5月)

5,098戸で、前年同月比12.5%増と5ヶ月連続で前年同月を上回った。持ち家は、5ヶ月連続して前年同月を下回るが、給与住宅・分譲住宅(特にマンション)の伸びが大きい。

鉱工業生産指数(4月)

前月比で4.9%増、前年同月比で0.4%増となり、2ヶ月連続して前月及び前年同月を上回った。

有効求人倍率(5月)

0.88倍と、前月を0.03ポイント上回っている。南関東における完全失業率は4.7%と減少した。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(6月)は27件で、前年同月を5ヶ月連続で下回った。負債総額は、129億9,100万円となった。

金融情勢(5月)

預金残高が20兆0,559億円で、前年同月比2.6%増となっている。また、現金残高は2,347億円で同比15.5%増、貸出残高については、11兆0,549億円で同比0.6%増となった。

公共工事請負額(6月)

241億円で、前年同月比37.4%減となった。なお、請負件数は537件で、前年同月比1.5%増となった。

県内中小企業の業況判断(6月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比とも悪化した。業種別でみると、特に製造業が悪化している。

以上のように、県内の経済情勢は、中小企業の景気感の悪化、大型小売店販売額が低推移してはいるものの、雇用状況の改善、新規自動車登録台数や新設住宅着工戸数の増加、鉱工業生産指数の改善等の明るい傾向が見られており、景気は引き続き緩やかに回復している。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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