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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12009

千葉県月例経済報告(平成16年2月)

1.「月例経済報告」総論(2月20日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、設備投資と輸出に支えられ、着実に回復している。

  • 輸出、生産ともに増加している。
  • 企業収益は改善が続いている。設備投資は増加している。
  • 個人消費は、持ち直しの動きがみられる。
  • 雇用情勢は、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。

先行きについては、世界経済が回復する中で、日本の景気回復が続くと見込まれる。一方、為替レートなどの動向には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」の早期具体化により、構造改革の一層の強化を図る。構造改革を推進する中で、平成16年度予算及び関連法案の早期成立に努める。

日本銀行は、1月20日、日本銀行当座預金残高の目標値を引き上げ、30~35兆円程度とすること等を決定した。政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(12月・店舗数調整後)

1,085億円で、2ヶ月連続で前年同月を下回った(5.0%減)。種類別ではスーパーが5.5%減、百貨店が3.9%減となっている。

新規自動車登録台数(1月)

14,364台と9ヶ月連続で前年同月を上回っている。車種別でみると、普通貨物の伸びは依然大きく、また、普通乗用車においても前年を上回る月が8ヶ月続いている。反対に、小型乗用車は10ヶ月連続で前年を下回る厳しい状況が続いている。

新設住宅着工戸数(12月)

4,446戸で、前年同月比3.6%減と、4ヶ月ぶりに前年同月を下回った。種類別では、持家、分譲(マンション)で前年を下回ったが、それ以外は前年より多くなっている。

鉱工業生産指数(11月)

前月比0.9%増、前年同月比では1.2%増となり、前年同月比については2ヶ月連続で増加した。

有効求人倍率(12月)

0.62倍と低水準ながら上昇している。また、南関東における完全失業率は、2ヶ月連続で減少した。

企業倒産件数

 負債総額1千万円以上の企業倒産件数(1月)は32件と、10ヶ月連続で前年同月を下回っている。負債総額については、96億7,400万円で、2ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

金融情勢(12月)

預金残高は19兆5,714億円で、前年同月を1.7%上回っている。また、現金残高は2,537億円と、5ヶ月連続で前年同月を下回り、貸出残高についても11兆1,260億円と、引き続き前年を下回っている。

公共工事請負額(1月)

207億円で、前年同月に比べ34.9%減と4ヶ月連続で前年を下回っている。

県内中小企業の業況判断(1月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比は悪化したものの、前年同月比は2ヶ月連続で改善がみられた。業種別でみると、製造業、非製造業で依然格差はあるが、どちらも前年同月に比べ改善している。

以上のように、県内の経済情勢は、大型小売店販売額などの消費面で依然不安も残るが、企業倒産件数は7ヶ月連続して前年を下回り、有効求人倍率や業況判断指数も低水準ながら改善がみられる。また、鉱工業生産指数でも2ヶ月連続で前年を上回るなど、景気は回復に向けた動きがみられる。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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