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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12008

千葉県月例経済報告(平成16年1月)

1.「月例経済報告」総論(1月19日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、設備投資と輸出に支えられ、着実に回復している。

  • 輸出、生産ともに増加している。
  • 企業収益は改善が続いている。設備投資は増加している。
  • 個人消費は、持ち直しの動きがみられる。
  • 雇用情勢は、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。

先行きについては、世界経済が回復する中で、日本の景気回復が続くと見込まれる。一方、為替レートなどの動向には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」の早期具体化により、構造改革の一層の強化を図る。1月19日に、「平成16年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」及び「構造改革と経済財政の中期展望ー2003年度改定」を閣議決定し、平成16年度予算案を国会に提出した。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行う。

 

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(11月・店舗数調整後)

851億円で、再び前年同月を下回った(6.0%減)。種類別でみると、百貨店で前年同月比4.6%減、スーパーで6.7%減となっている。

新規自動車登録台数(12月)

15,386台と8ヶ月連続で前年同月を上回っている。車種別では、貨物の伸びが圧倒的に大きく、また、小型乗用車を除くその他すべての車種でも前年を上回っている。

新設住宅着工戸数(11月)

 4,846戸と、前年同月比12.2%増で、3ヶ月連続で増加している。種類別でみると、引き続きマンション・戸建てなどの分譲住宅で前年を上回る率が高くなっており、反対に持家、給与住宅は前年を下回っている。

鉱工業生産指数(10月)

前月比5.4%増、前年同月比では1.3%増となり、前年同月比については4ヶ月ぶりに増加した。

有効求人倍率(11月)

前月同様の0.59倍となっている。また、南関東における完全失業率は、3ヶ月ぶりに減少した。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(12月)は40件と、9ヶ月連続で前年同月を下回っている。また、負債総額は50億4,600万円と、2ヶ月ぶりに前年同月を下回り、負債総額10億円以上の大型倒産件数が半年ぶりにゼロとなった。

金融情勢(11月)

預金残高は19兆2,001億円で、前年同月比で2.2%増となった。また、現金残高は1,848億円と、4ヶ月連続で前年同月を下回り、貸出残高についても11兆344億円と、引き続き前年を下回っている。

公共工事請負額(12月)

329億円で、前年同月に比べ14.8%減と3ヶ月連続で前年を下回っている。

県内中小企業の業況判断(12月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比ともに改善がみられた。しかしながら業種別でみると、比較的堅調に推移している製造業に比べ、非製造業では低調な推移が続いており、前年同月比については前月から変わっていない。

以上のように、県内の経済情勢は、企業倒産件数が連続で前年同月を下回り、また新規自動車登録台数は前年を上回る月が続くなど、改善傾向が表れている。しかしながら、鉱工業生産指数が一進一退を繰り返し、業況判断値も業種による格差がみられるなど、全体の動きには留意が必要である。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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