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更新日:令和5(2023)年4月21日

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東京湾アクアライン周辺の交通円滑化及び地域活性化施策検討業務|地域づくり推進事業

君津地域においては、地域課題となっている東京湾アクアライン及び周辺道路の混雑緩和と地域での滞在時間延長等による地域活性化策の検討を進めています。

令和4年度は、公募型プロポーザル方式により事業者を選定し、委託事業により君津地域の観光資源等の地域特性を活かした施策の検討・立案に向けた具体的で有効な提言を取りまとめましたので、その結果を公表します。

事業の概要

目的

東京湾アクアラインの交通分散化等による渋滞緩和、交通円滑化を図るとともに、周辺地域での滞在時間延長や消費喚起を促す施策の検討立案のため、有効で具体的な提言を取りまとめ、令和5年度以降の具体的な事業展開につなげていきます。

業務内容

実態調査・分析

  • 混雑状況の実態把握

東京湾アクアライン及び周辺道路等における混雑状況について、位置情報の人流統計データ等を活用し、実態の整理・分析を行う。

  • 観光客の実態調査・分析

東京湾アクアラインを利用して君津地域に来訪する観光客の属性、ニーズ、滞在時間及び消費動向等の状況について定量的・定性的な調査・分析を行う。

先進事例研究

君津地域と同様の課題等に対して取り組んでいる地方公共団体等の事例について調査・研究を行い、示唆を取りまとめる。

東京湾アクアライン周辺の交通円滑化及び地域活性化に向けた提言

実態調査・分析や先進事業研究を踏まえ、君津地域の観光資源等の地域特性を活かし、東京湾アクアライン周辺の交通円滑化と地域活性化に向けた、有効かつ具体的な提言を取りまとめる。

産学官連携による共創型ワークショップ

君津地域の多様な主体に御参加いただき、グループに分かれてのワークショップを実施しました。

  1. 実施日 令和5年2月6日月曜日及び13日月曜日の2日間
  2. 参加者 管内4市、観光協会、地元事業者、大学生 等
  3. 内容 君津エリアの課題・ペルソナの理解、アイデア創出、施策立案

ワークショップの様子1

ワークショップの様子2

ワークショップの様子3

 実施結果

実態調査・分析の概要

混雑状況の実態把握

  • 国内観光客の来訪時期は季節、平日差に大差なし
  • 旅程構成は8割以上が日帰りであり宿泊増に伸びしろあり
  • アクアライン着岸部が滞在エリアの中心であり、内陸エリアへの面的な拡大には至らず、特定の観光スポットのみに限定
  • 君津、富津エリアはさらに顕著であり、人流データ上、湾岸部から内陸エリアへの導線化がない

観光客の実態調査・分析

  • 君津地域に訪れる観光客は、木更津市が圧倒的であり、他市との乖離が大きく、4市を十分に回遊させられていない
  • 約9割の宿泊客が東京・千葉・神奈川・埼玉からの来訪
  • 来訪者属性は夫婦・カップル・ファミリーが主であり、木更津以外の3市は購入単価が低い
  • 目的地のバリエーションが少ない且つ、認知度の高い観光資源が限定的といえる(三井アウトレットパーク木更津、マザー牧場、海ほたるPAなど)
  • もう一度行きたいスポット等、興味・嗜好においては、全ての属性で認知度の高い観光資源が挙げられており、再来訪を促すキラーコンテンツとなる観光資源は複数あるといえる
  • 夜・早朝の時間帯を観光目的にする回答は2割程度に留まっており、長時間滞在・宿泊増に向けては、このコンテンツを開発が求められる

先進事例研究の概要

混雑緩和に対する先進事例調査は、短~中期的スパンで実施可能なテーマに絞り、複数領域の事例を研究した(以下、一例)

  • 新潟市にて、まちなかの回遊性向上や公共交通の補完を目的に、「にいがた2kmシェアサイクル」を開始
  • 川越市一番街商店街にて、AI診断による自分にあったおススメスポットの紹介、混雑状況、各店舗のお得なクーポンを取得可能なWeb版観光APPを提供。観光体験の質の向上、回遊時間増化を狙う
  • 静岡県公式観光アプリ「TIPS」を使用し、デジタルスタンプを集めた方に加盟店で利用可能なポイントを提供
  • 宮城県内観光地の観光施設、周辺駐車場の混雑状況を可視化し、Webサイトにて混雑情報を発信

東京湾アクアライン周辺の交通円滑化及び地域活性化に向けた提言

共創プログラムワークショップ

5つの属性を5グループにてペルソナ共感、分析、周遊促進に向けたアイデア創出、施策立案をグループワークにて検討した

  • 長時間滞在につながる観光コンテンツは「体験」「景観」に偏重があり、特に君津市・富津市の観光スポットの訴求が4市全域への周遊促進につながると想定
  • 旅マエ、旅ナカ、旅アトのそれぞれの観点から、デジタル観光チケット、宿泊予約時に複数施設のセット訴求、デジタルスタンプラリー、交通・イベント情報のPUSH配信など、交通円滑化・周遊促進に直接的につながる施策の案出しを行った

具体的な提言

デジタルスタンプラリー

複数スポットを周遊促進する手段として普及するデジタルスタンプラリーは、ゲーム性を用いた参加者の体験価値向上に加え、認知度の低いスポットへ足を運ぶ行動変容を促す施策として有効

デジタル観光チケット/デジタル地域振興券

君津エリアの観光コンテンツ、シーズンイベントと連動させることで、旅マエ・旅ナカでの観光周遊スポットの認知度向上に加え、観光客の体験価値を向上させながら回遊を促進させる施策として有効

リアルタイムPUSH型情報配信/SNS型配信/人流分析

ターゲット属性に対する旅マエ広告、旅ナカでのリアルタイムPUSH配信は君津地域の観光コンテンツ認知度向上・魅力の訴求、来訪者への周遊促進が見込まれ、加えて、人流データを分析することで施策前後の検証が可能であり、施策内容として有効

デジタルお散歩MAP

デジタルお散歩MAPは、本事業で明確となった数ある君津エリアの有益な観光・体験スポットを旅マエ~旅ナカにおいて観光客に伝えるプラットフォームとして、地域の魅力を発信し、来訪先の分散を促す施策として有効

詳細資料

東京湾アクアライン周辺の交通円滑化及び地域活性化施策検討業務 最終報告書(概要版)(PDF:2,228.6KB)

 

お問い合わせ

所属課室:総務部君津地域振興事務所企画課

電話番号:0438-23-1111

ファックス番号:0438-23-7495

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