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更新日:令和4(2022)年3月7日

ページ番号:16782

海岸保全施設の役割

海岸保全施設は、津波・高潮・波浪等の災害、海岸侵食などから背後の人命や財産を防護する役割を担っています。

施設の整備にあたっては、これまでの線的防護から面的防護を主体とした海岸の防護に加え、貴重な生態系の保護、海岸の利用促進等にも配慮した総合的な視点で考えていきます。

ヘッドランド

沿岸漂砂の卓越する直線的な海岸を天然石等をもちいて人工的に岬を複数基建設し、岬間から沿岸方向に流出する砂を制御することにより、海浜の安定を図る施設である。

離岸堤

沖側の海域に海岸線に対してほぼ平行にブロックを設置し、波の力を減衰させる消波効果により侵食および越波の防止・低減を図り、背後の静穏域に堆砂が期待できる沖合消波施設である。

人工リーフ

自然の珊瑚礁が持つ優れた消波機能を模し、沖合の水面下に捨石等を投下し、人工的に岩礁を築造して波を減衰させる沖合消波施設であり、魚礁効果が高い工法である。

堤防・護岸

波浪や高潮、津波による海水の陸域への侵入および侵食等による海岸線の後退を防ぐことを目的とした施設である。

陸閘(りくこう)

堤防等の前面の港湾、漁港、海浜等を利用するため、車両や人の通行が可能なように設けられた施設である。通常は開放されており、高潮時には閉鎖され、堤防等と同様な役割を果たす。

水門・排水機場

水門は、高潮や波浪から背後地を防護するために、河川、運河などを横切って設けられる施設である。通常は開放されており、高潮時には閉鎖され、堤防等と同様な役割を果たす。
排水機場は、高潮時に水門が閉鎖された後、降雨等により流入してくる河川水や都市排水および農地排水を強制的に排除することを目的とした施設である。

 

お問い合わせ

所属課室:県土整備部河川整備課海岸砂防班

電話番号:043-223-3152

ファックス番号:043-227-0259

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