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更新日:令和5(2023)年9月8日

ページ番号:14784

第1回「(仮称)三番瀬再生会議」準備会の開催結果(速報)

 

1.日時

平成16年8月31日(火曜日)午後6時~午後9時

2.場所

浦安市市民プラザWAVE101大ホール

3.出席者

(出席依頼者名簿)(PDF:30KB)
(順不同敬称略)

大西隆東京大学教授<座長>
蓮尾純子財団法人日本野鳥の会評議員
倉阪秀史千葉大学助教授
細川恭史国土交通省国土技術政策総合研究所部長
望月賢二千葉県立中央博物館副館長
吉田正人江戸川大学助教授
中田薫独立行政法人水産総合研究センター室長
本木次夫船橋市自治会連合協議会副会長・事務局長
後藤隆一般県民
竹川未喜男千葉の干潟を守る会
佐野郷美市川緑の市民フォーラム事務局長

※出席依頼者23名中11名が出席

4.参加者

120人

5.議事概要

(会議次第)(PDF:10KB)


(大西議長あいさつ趣旨)

知事の指名で議長を務めるが、代理は吉田さんに頼むことにする。

この準備会には、条例による組織が無い状況なので、緊急に着手しなければならない事業について意見を聴くことと、今後条例の元でできる後継組織の準備を兼ねるという二重の役割がある。
(1)(仮称)三番瀬再生会議について
資料に基づき、県から三番瀬円卓会議、「(仮称)三番瀬再生会議」準備会、「(仮称)三番瀬再生会議」を対比しながら説明した。

「資料No.1p1」(仮称)三番瀬再生会議の設立に向けての進め方(案)(PDF:12KB)

「資料No.2p2―3」円卓会議、(仮称)三番瀬再生会議及び(仮称)三番瀬再生会議の機能等の対比表(案)(PDF:16KB)

「資料No.2p4」基本計画策定に当たっての手順(案)(PDF:11KB)

「資料No.2p5」事業計画策定に当たっての手順(案)(PDF:14KB)

「資料No.3p6」(仮称)三番瀬再生会議について(案)(PDF:12KB)

「資料No.4p7」個別事業の検討委員会の開催手法について(案)(PDF:10KB)

ア条例について

(主な意見)

円卓会議では、知事の任期中に条例を制定してほしいとのことで条例の素案までまとめたが、それが提案もされていないことは、不満である。

「条例ができなくてもすべてが進行できる」という構想で、この計画・会議の設定ができているのではないか。そうであれば、知事が指導性を発揮して各部局を仕切るという決意がなければ、かなり難しいと思う。

三番瀬再生計画の一環として条例を出していくということを再確認したい。半年も経っているわけだから、出すか出さないかはトップの判断だと思う。

知事が計画案を尊重して具現化していくという方向があるから、説明のあった計画が出てきたものと信じたい。

法律、要綱など円卓会議で検討した結果、条例が適切ではないかということになった。それこそ千葉方式ではないか。知事のイニシアチブを期待したい。


(県の回答)

条例がなくて、しっかりやっていけるのかというご質問については、確かに条例は、いろいろな側面で将来の三番瀬の保全を担保する中身になっている。しかし、県としては、受け取った三番瀬再生計画案を進めていく努力をしていかなくてはならないと考えているので、できるだけ三番瀬再生計画案及び条例要綱等を尊重して県の再生計画を作っていくというスタンスには変わりがない。


(議長のまとめ)

条例は当然議会で議決されなければいけないので、議会の多数派が賛成してくれなければならない。知事は慎重になっているのではないか。みんなの努力が必要と思う。その延長に条例が成立する展望が見えてくるのだろう。条例をあきらめるのでは決してないが、提案の仕事が三番瀬再生会議にはある。それについては県庁外の意見を聞く必要もある。条例の円卓会議がベストだけれども、そうでない会議による選択も場合によってはありうるのではないかと思っている。

県には円卓会議にいろいろな人が参加できる土台をつくってもらいたいということをこの場の意思としてまとめるということにしたい。

イ準備会について

(主な意見)

点検や報告を受けることも準備会の所掌なのか。準備会と再生会議の関係がわからない。

実施事業の報告については、単なる報告以上のものではないと理解しているが、それでよろしいか。準備会で説明をしたから承認を得たというように思われては困る。

準備会というのは円卓会議の経験を踏まえて、よりよい議論を行うにはどのような構成がいいのか意見を聞くのが基本的な主旨だと理解している。

円卓会議関連の事業でも季節を逃したらやれないものがある。それを全くこういう検討会抜きに進めることも大変問題があると思うので、準備会というものもやむを得ないと思う。

かなり絞った事柄についてのみ準備会で認識しておき、あとは三番瀬再生会議で議論するのがいいと思う。準備会と再生会議の断絶がないように、早急に再生会議を立ち上げてほしい。

事務局も準備会は早く終え、再生会議を早く立ち上げるという考えではないのか。


(県の回答)

準備会は決定会議ではない。準備会ではいちおう意見を述べていただき、再生会議ができた時には、重複するが、諮問答申をいただく。決定ではなく、意見を述べていただくという形で準備会については考えている。また、県としても、準備会は早く終えて、三番瀬再生会議を立ち上げたいという考えである。

(議長のまとめ)

要綱案でも、計画に書かれていることを具体的に実施する事業については事前説明するという文言になっている。これは、全てのことを一から話合うとものすごい時間がかかるためで、三番瀬再生会議でも事業については報告を受けるという関係になると理解している。

また、(円卓会議で決められた最終的な組織になるまでには)漁業者の参画と条例の成立という2つのステップがある。いま、準備会というのをとってしまって、正式に三番瀬再生会議とすることは漁業関係者抜きで新しい会議を始めるということになってしまう。それは避けたい。

ウ(仮称)三番瀬再生会議及び個別の検討委員会の組織構成、役割について

(主な意見)

委員は24名も必要か。意見を優先して言える人の数は少ない方が、会場から活発に意見を言ってもらえるのではないか。

三番瀬再生計画案で重要な位置を占めているのは、市民、そして漁業者。だから漁業関係者が参加するのが大切だ。

再生事業の非常に重要な点は、「モニタリングに基づいて順応的管理をしていく」ということである。予想どおりでない時には、計画をフレキシブルに変えていくことが大切だ。

三番瀬再生会議の委員構成として、地権者をどうするか。あるいは地元市が見えてこない。円卓会議のオブザーバーであった人たちをどうするか検討が必要である。

住民参加ということもぜひとも入れていただきたい。順応的管理と言っても現場と切り離されたらできないので、後継組織にモニタリングとしての役割をどこかにいれていただきたい。

三番瀬再生会議は住民参加の窓口となってほしい。三番瀬再生会議の人だけが主体でなく、傍聴に来られている人も傍聴に来られない人も視野に入れて、この三番瀬再生会議が進められているという認識を持ってもらいたい。

個別事業の検討がどの程度三番瀬再生会議のコントロール下で行われるのか、危惧している。

後継組織の役割の中には個別の検討委員会を統轄する役割も加味してほしい。

三番瀬再生計画案を読み、一緒に三番瀬を見に行くなど、個別の検討委員会と三番瀬再生会議の連携を密にして、ばらばらにならないようにお願いしたい。

共通の土俵で話合うためには、初め2回くらいは勉強会が必要だと思う。

ケーブルテレビでの放映など、従来以上にいろいろな人の目にふれるような形で個別の検討委員会を進められれば、どのような議論があったのかをある程度認識した上で話し合うことができると思う。

市民提案型の政策提案ができる場を確保してほしい。

事務局が原案を出す場合には、三番瀬再生計画案または基本計画にのっとってすすめるものとしてこれらに則して原案を作成すること、もうひとつは、検討委員会の意見は委員の発言に基づいて議事録ベースで整理を行いつつまとめていくものとすること、そのような進め方についてのまとめを資料4に載せてほしい。

この資料だけでは検討委員会は誰がどんなことをやるのか全くわからない。検討委員会のところの整理をもっとしてほしい。

個別の検討委員会について、護岸、漁港、環境学習等々あるが、これはこれから三番瀬再生会議で話合うことで、この段階でこう書かれてしまうと、言葉にしばられてしまいそうである。護岸・陸域小委員会も、海と陸との連続性を話合う会議にしていれば、もっと違う会議になったと思う。とりあえず「個別の検討委員会1」「個別の検討委員会2」という記述にしてほしい。

(議長のまとめ)

条例に書いてある円卓会議の機能については、文言は少し限定されているが、円卓会議がもっていた県民運動的な三番瀬保全再生活動を担うような運動体が一つ必要だろう。そのように考えると、三番瀬再生会議というものを作ったらそれをそのまま条例の円卓会議に移行するとは限らない。その機能の一部が条例によってできると考えることもできる。それは今後の議論だと思う。

準備会で確認することは、「三番瀬再生会議をつくるために最低限必要なこと」について整理をすること、今日出てきたような議論ができるような設置要綱にしてもらうということが、われわれの役割だろうと思う。

(傍聴席からの意見)

三番瀬再生会議は円卓会議で決めた後継組織足りうるのか。それとも、条例ができた時点では三番瀬再生会議とは別な形で後継組織が出来るという風に考えていいのか。県の方の見解をもう少しはっきり、その辺を受けて準備会の皆さんもちゃんと議論をやってほしい。

漁業関係者は非常に重要な立場にありながらこういった会議にお出にならない。こういった問題については、ぜひ代表者を変えるなどの何らかの対策が必要だ。ただ選任して、出席は自由ですというのでは、会議そのものの軽重が問われる。ぜひ猛省を促したい。

学識経験者9名程度とあるが、円卓会議で主導的な立場にいられた方たちが今回は入っていないことは、継続性がないことになる。そういうことを考えると、何故学識が9名も必要なのか。

順応的管理という思想が全く入っていない。住民参加はもちろんだが、事前のモニタリングが是非必要である。事後のモニタリングをして、結果をフィードバックするというプロセスも絶対に必要である。なぜ個別の事業計画を策定するというプロセスのところに個別の検討委員会が入っていないのか。

円卓会議でも、重要な問題について、小委員会で合意をしているからといって、円卓会議では議論できないことがあった。このスケジュールを見ると、事業計画については個別の検討委員会で決めてしまって、10月に再生会議を行い、12月に計画を策定するという拙速なスケジュールのなかで、はたしてどの程度検討できるのか。

大西議長からの知事の意向、県としての考えを聞かれたことに対し、次のように説明を行った。

(大槻副知事)

条例の問題については、先ほどの実務的な検討は幅広く検討しなければならないので、内部でも各方面にわたり検討していて時間がかかっている。漁業関係者については、埋立をするという過去の経過が白紙になり、それにともなう処理がいろいろと残っていて、解決に時間がかかっている。こういうこととも関連して、県議会で条例行為を行うのは、この時期には難しいと総合的に判断したのでご理解いただきたい。

(議長のまとめ)

これから県がつくろうとしている計画について2年間円卓会議で議論してまとめた三番瀬計画案をできるだけ尊重していただく。おそらく県のまとめる計画も、計画案を尊重したものになるだろう。そういう意味では2年間の議論を踏まえたものになるので、2ヶ月は短いというが、2年間の議論を確認する作業が中心になるのではないか。ある意味で、裏方ではあるけれども一緒につくったものなので、県はよく理解しているのではないかとわたしは理解している。2回目の準備会で三番瀬再生会議の設置を決めるとしてよいか。

今日確認したことを中心にして、6ページの三番瀬再生会議の原案を改善してもらって、かつ設置要綱案を作成してもらう、基本的な枠組を準備会では決めて、あとは三番瀬再生会議で具体的なことは決めていけばいいと思う。

(2)千葉県三番瀬再生計画について
県から、先発事業などについて次のような説明を行った。

三番瀬再生推進室から再生計画の策定方法、スケジュール、基本計画のイメージについて説明。
「資料No.5p8ー11」三番瀬再生計画の策定計画(案)(PDF:33KB)

「資料No.6p12」先発事業について(再生計画の策定と平行して実施する事業)(PDF:12KB)

「資料No.7p13」スケジュール(案)(PDF:14KB)

「資料No.8p14」三番瀬再生計画案と再生計画(素案)の関係(PDF:19KB)

「資料No.9p15」千葉県三番瀬再生計画(素案)(PDF:17KB)

「資料No.10p16ー23」千葉県三番瀬再生計画(イメージ)(PDF:23KB)

先発5事業について各事業担当課から説明
「資料No.11p24」先発事業(1)(PDF:11KB)

「資料No.11p25」先発事業(2)(PDF:14KB)

「資料No.11p26」先発事業(3)(PDF:11KB)

「資料No.11p27」先発事業(4)(PDF:12KB)

「資料No.11p28」先発事業(5)(PDF:12KB)

県土整備部港湾課から市川航路、泊地の浚渫工事について説明
「資料No.12p29」市川航路・泊地の維持浚渫工事の概要(PDF:10KB)

「資料No.12p30」警戒船配置図(PDF:27KB)

「資料No.12p31」市川泊地・航路浚渫位置(PDF:227KB)

 

(議長)
次の準備会の日程について、県議会の関係上、9月中に行うか、10月に行うか、県の方で、10月では間に合わないというものはありますか。


(県)
市川の護岸については9月中に委員会を設立したいと考えている。


(出席者の意見)
次回の準備会で先発事業についても話をされるのであれば是非参加したいが、9月24日には参加できない。三番瀬再生会議の立ち上げについてのみ話合う準備会であれば、9月中でもいいと思う。


(議長のまとめ)

基本計画のイメージ、先発事業等については、準備会のメンバーに県が報告をしたが、準備会のメンバーは意見を言う時間がなかったというまとめにしたい。

次回の準備会は24日(金曜日)18時00分から行い、議題を三番瀬再生会議の設立に限定して、設置要綱について検討する予定。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部環境政策課政策室

電話番号:043-223-4649

ファックス番号:043-222-8044

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