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更新日:令和7(2025)年6月2日
ページ番号:771365
県では、児童虐待により子どもの大切ないのちが失われるという悲劇が繰り返されることのないよう、「千葉県子どもを虐待から守る条例」の精神を具現化するとともに、県行政としての責任を明確にし、市町村をはじめとした関係機関と連携して、児童虐待防止に向けた取組をより一層強化するため、平成29年12月に策定した計画の内容を全面的に見直し、改めて「千葉県子どもを虐待から守る基本計画」を策定しました。
千葉県子どもを虐待から守る条例第11条に基づき、児童虐待防止対策を体系的にまとめた基本的かつ総合的な計画です。
計画期間は、令和2年度から令和11年度までの10年間とし、5年を経過時に見直しを行います。
本計画の推進にあたっては、PDCAサイクルに基づき、計画の進捗管理や見直しなどを行います。
児童虐待の発生を予防するとともに、発生しても迅速かつ的確に対応できる体制の整備を目指します。
【具体的な取組】
発生予防に向けて、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援体制を構築、子育て家庭を地域で支える仕組みづくりなど、子育て家庭に必要な支援が行き届く環境の整備を進めるとともに、しつけに際して体罰が行われることのないよう県民への広報・啓発を強化します。また、市町村をはじめとする関係機関への支援や連携を強化し、虐待対応力の向上を図ります。
項目 | 現状 | 目標 | 期限 |
---|---|---|---|
児童虐待による死亡事例 | 1件 (平成31年1月) |
ゼロ | 毎年度 |
子育て世代包括支援センターの設置市町村数 | 29市町村 (平成30年度末) | 全市町村 | 令和2年度 |
市町村子ども家庭総合支援拠点の設置数 | 9市町村 (平成30年度末) | 全市町村 | 令和4年度 |
保護者の虐待や不適切な養育により家庭で暮らすことができない子どもは、できる限り家庭と同様の環境で養育される必要があることから、里親委託の一層の推進や、施設における家庭に近い環境での養育の実現を目指します。
【具体的な取組】
里親の登録数や委託率の数値目標を設定し、里親委託の推進に向けた取組を強化します。また、児童養護施設や乳児院における子どもの養育環境の向上に向けた取組を支援するとともに、子どもたちの将来的な自立に向けた支援の強化を図ります。
項目 | 現状 | 目標 | 期限 |
---|---|---|---|
里親等委託率(千葉県) | 27.9% (平成30年度) |
40.0% | 令和11年度 |
登録里親数 | 586組 (平成30年度) | 852組 | 令和11年度 |
施設の小規模化の実施状況 | 20施設 (平成30年度末) | 全施設 | 令和11年度 |
児童相談所の業務執行体制や機能の強化、専門性の向上を図り、虐待対応力の向上を目指します。
【具体的な取組】
児童相談所の相談・支援体制や一時保護機能の強化、第三者評価の実施、児童相談所の増設の検討、中核市の児童相談所の設置に向けた支援などに取り組みます。
【主な目標】
項目 | 現状 | 目標 | 期限 |
---|---|---|---|
児童相談所職員の増員 | - |
260名程度の増員 | 令和4年度 |
児童相談所の増設(千葉県) | 6か所 | 2か所増設 | 令和11年度 |
第1章 計画の策定にあたって(PDF:267.2KB)
計画策定の趣旨、計画の性格・位置付け、他の計画との関係、計画の期間などが掲載されています。
第2章 児童虐待の防止に向けた取組(PDF:784.6KB)
子どもの権利の保障、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援、地域で支援する仕組みづくりなどについての現状・課題、対策などが掲載されています。
第3章 家庭的養育の推進に向けた取組(PDF:1,133.9KB)
社会的養護が必要な子どもたち(将来推計)、里親委託の推進、ファミリーホームへの支援と設置の推進などについての現状・課題、対策などが掲載されています。
第4章 児童相談所の強化に向けた取組(PDF:531.5KB)
相談・支援体制の強化、第三者評価の実施、児童相談所の増設などについての現状・課題、対策などが掲載されています。
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