ここから本文です。
更新日:令和7(2025)年9月12日
ページ番号:2503
妊娠がわかったら、お住まいの市町村に妊娠届を出し、母子健康手帳をもらいましょう。母子健康手帳は、妊娠中の記録やおこさんの成長記録を目的として作られています。妊婦健康診査や乳幼児健康診査、予防接種等の記録ができます。
妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないこともあり、「電車で席に座れない」「タバコの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。
国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指し、「マタニティマーク」を発表しました。マークは、妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。また、交通機関、職場、飲食店等が、呼びかけ文を添えてポスターなどとして掲示し、妊産婦さんにやさしい環境づくりを推進するものです。
マタニティマークをつけている妊婦さんに気付いたら、次のような配慮をお願いします。
皆様の思いやりのある心遣いと優しい言葉がけによって、妊婦さんも励まされます。
特に妊娠初期はつわりによって気分が悪い妊婦さんも多く、その時期はにおいに敏感な方も多いので、タバコの煙やにおいがつらい方もいらっしゃいます。
また、タバコはお腹の中の赤ちゃんにも影響があります。妊婦さんが受動喫煙にさらされると、流産や早産の危険性が高くなることや、新生児の低体重化がおこることなどが報告されています。
一見、健康そうに見える妊婦さんでも、実は「つわりがつらい」「お腹が張って痛い」「足がむくんで痛い」など、いろいろな症状に悩んでいる方もいらっしゃいます。
このような状態で、長時間立ちっぱなしで過ごすのはつらいものです。一声掛けて、席を譲ったり、乗り降りの際に押されないように配慮をお願いします。
お腹の赤ちゃんの成長や、妊娠による妊婦さんの変化を定期的に確認していくことが大切です。健診を受けることで、医師や助産師等の専門家のアドバイスを受けられます。国は、健診の標準的な目安として、妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週から35週までは2週間に1回、36週から出産までは週1回としていますが、妊婦さんと赤ちゃんの健康状態に基づき実際の健診は主治医が判断をします。
国が定める望ましい基準により、概ね14回分の健診が公費で受けられます。妊娠届をお住まいの市町村に提出すると受診券が発行されます。詳しくは、お住まいの市町村にお尋ねください。
出産なびは、厚生労働省が産婦人科や助産所(助産院)ごとのサービスや出産費用の情報を掲載しています。ニーズに合った出産施設を検索できるウェブサイトです。
お住まいの市町村で行われるおこさんの健康診査は、健康状態を定期的に確認することや、成長発達に関する相談を行うことができます。育児について気になることも相談できる大切な機会となるので、健康診査を受けましょう。
健康診査ではおこさんの体調や現状を保護者の方が記入する問診票をもとに、医師や保健師等の専門職がお話を伺いします。問診票は相談したい内容や日頃の気づいたことを記載し、アドバイスを受ける機会としましょう。
※実際の問診票は、国が定めた問診票の様式を参考に市町村が作成をしています。
(国が定める参考様式)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください