令和7年度第1回千葉県コンプライアンス委員会の概要

委員からの意見等

＜議題＞

(1)千葉県コンプライアンス委員会の議事及び運営に関する要領の改正について

• 事務局原案について、原案のとおりでは差支えるため、修正等について、以下のとおり意見する。

＜コンプライアンス委員会の傍聴を事前申込・先着順とすることについて＞

• 傍聴は本来、当日会議の場所に来た人が事前予約なしで入れるようにしておくべきものと考える。傍聴希望者が多数のため、傍聴ができない人がいたなどの事実はなかったのではないか。
• 先着順とすると、悪意を持った人が、先に枠を埋めてしまうおそれもある。
• また、障害のある人に合理的配慮を提供するため、一定枠を設ける（複数の傍聴枠につき事前申出者に割り振る。希望者多数のときは抽選とする。）ことは許容されるとしても、そのためには準備期間が必要になる。虚偽申請の可能性もあり、どうやって本人確認をするのかという問題もある。

＜障害のある傍聴希望者に対する合理的配慮の内容について＞

• 改正案で、点字資料などを準備することも想定しているようだが、通常、傍聴者に会議資料を配付していないのであれば、障害のある人のためにそのような資料を用意するのは、合理的配慮を超えてしまう可能性もあるので、バランスの取れた対応となるよう配慮が必要である。

＜報告＞

(1)令和6年度千葉県コンプライアンス推進計画の実施状況について

• 働きかけ記録制度については、対応のノウハウを蓄積する意味でも、記録には至らなかったものの、何か問題があって相手方に注意したようなことはなかったかということも、調査する意義があるかもしれない。

(2)公正入札調査委員会による談合・官製談合情報に係る調査結果について

千葉県コンプライアンス委員会の議事及び運営に関する要領第2条第1項の規定により議事内容及び資料について非公開

(3)県土整備部における不適正事案に係る再発防止策の実施状況について

• 第三者からみると、もう少し早く実施した方が良いのではないか。従前のままではまた同様の事案が発生する可能性がある。同じ県庁の仲間がそういったことに手を付けないように少なくとも令和8年度までには実施してもらいたい。
• 一部を非表示化する試みは、非常に興味深いと感じた。運用を進めていった後、どのようなデメリットがあるか、また、効果についてなどもフォローさせていただきたい。
• そもそも職員が情報を知らなければ、業者も情報を聞いてこないということになる。そのようなことを目的とした仕組みであると理解した。