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更新日:令和4(2022)年11月29日

ページ番号:341085

令和元年度第1回千葉県コンプライアンス委員会の概要

1.日時

令和元年8月20日(火曜日)午後3時から4時20分

2.場所

県庁本庁舎5階特別会議室

3.出席者

【委員】

眞田会長、安田委員、桐ヶ谷委員、中曽根委員

【県】

今泉総務部長、清水総務部次長、冨沢行政改革推進課長、

井上副参事、池本行政改革推進課副課長、酒井特別監察室長、

横山健康福祉部長、神部健康福祉部次長、田中健康福祉指導課長、佐藤医療整備課長

4.議題

(1)千葉県保健師等修学資金貸付金等の手続未了者等への対応状況について

(2)内部統制に係る本県の考え方について

(3)内部通報事案への対応について(※非公開)

(4)内部通報事案への対応について(※非公開)

(5)千葉県職員倫理条例の運用状況について(報告)

【会議資料】

5.議事概要

(1)千葉県保健師等修学資金貸付金等の手続未了者等への対応状況について

資料1及び資料1-参考(1)から資料1-参考(9)に基づき、事務局から概要説明。

委員からの意見等

  • なぜ今までわからなかったのか。会計面の検査等で業務と実態の一体的なチェックができていなかったのではないか。
  • 担当者の異動等で必ずしも情報が十分に共有、引継ぎがされていないということではないか。
  • 再発防止策について多くの項目が挙げられているが、これらの再発防止策を実行するためには十分な人員の配置等が必要と考えられるが、その対応ができるのか。
  • 貸付と回収を専門的でない職員が個別に扱うというのは合理的ではない。貸付あるいは回収部門について、ある程度まとめることができるのではないか。
  • 今後、県が債権管理に係る共通部分の事務(回収など)を部門集約するなど改善が必要なのではないか。
  • 県が金銭消費貸借として貸し付けているものについて、全般的に回収方法については見直さなければならない。
  • 支出については厳格であるものの、回収という意識がなかったのではないか。本件貸付金は県内就業すれば免除するという特殊な契約ではあるが、金銭消費貸借である。税金を原資としている以上、回収意識があってしかるべきだった。
  • 過去、この問題に気付いた人がいた可能性はないか。おかしいことに気付いたら、必ず上司に相談し、上司がきちんと決断できていればここまで大きな問題に至らなかった。気が付いたらすぐ問題解決の方法を探るという意識を持ってもらいたい。
  • 貸付額が多額のため、返還方法は、一括弁済だけでなく、分割弁済も考慮していただきたい。
  • こうした問題は、一番最初に問題を作った人ではなく発覚した時の担当者に負担がかかる。問題対応に係る県の体質が変わらなければ、形だけ変えても良くならない。

(2)内部統制に係る本県の考え方について

資料2に基づき、事務局から概要説明。

委員からの意見等

  • 今まで千葉県で、いろいろなコンプライアンス体制は整備されてきたと思う。それに何を付け加えるか。どういうことを具体的に目標とするのか。
  • 内部統制で重要なのは統制環境とリスクの評価、それに対してどう対応するか、情報がどのように伝達していくかである。
  • 内部統制体制について、できないことを掲げるのも、反対にできることを掲げないのも意味がない。そういう意味で、内部統制評価部局がしっかりと機能すること、客観的な視点で評価をすることが最も重要である。
  • 実際に制度を運用開始してブラッシュアップしていくことになるが、これは現場にとっては大変な作業となる。そのため上手にやらないと目の粗いざるのような仕組みになってしまう。
  • 体制の推進部局よりも評価部局の方がより深い知識が求められる。また、評価部局と監査委員の目線が一致しないと、評価報告書に致命的なずれが生じかねないので、しっかりと連携していく必要がある。
  • こういった統制の仕組みが必要だということで下から上がってきたものではなく、上(総務省)から降りてきた制度だと、必要性が今一つ理解できず、十分機能しない制度ができてしまう恐れがある。そういった意味でこれまで県が必要性があるとして議論してきた問題を、内部統制制度を利用して千葉県に合う制度に作り上げる方向で取り組むと良いのではないか。

(3)内部通報事案への対応について(※非公開)

委員に諮り、非公開となった。

(4)内部通報事案への対応について(※非公開)

委員に諮り、非公開となった。

(5)千葉県職員倫理条例の運用状況について(報告)

資料5に基づき、事務局から概要報告。

委員からの意見等

  • 繰り返し研修を行うことに意味があると思う。仕事が過重になっていないかが若干気になる。
  • (職員倫理条例の概要をコンパクトにまとめた)「職員倫理心得」についてはいいと思う。これがあることで、業者等との間でいろいろな話があったときに断るとっかかりができ、「これはちょっとまずいですよ」という話を切り出す心理的な負担が相当軽減されると思う。ぜひ職員に活用してもらい、疑惑や不信を招くような関係ができないようにしてほしい。
  • (「職員倫理心得」は)普通紙で現在印刷しているが、これだとくしゃくしゃになってしまう。もう少し厚い紙を使うと良いのではないか。
  • 電子データについても、職員個人のスマートフォン等に入れることができると見せることができて良い。
  • 紙がカラーだと良い。職員がさっと見やすい、スマートフォンに入れるのが一番見やすいだろうが、紙のものについても多少お金を使った方がいいのではないか。
  • 報告件数が上がるということは、「こんなにたくさん贈与等を受けているんじゃないか」と捉えられてしまう。しかし、こういう報告がたくさん上がるということはむしろ組織の風通しが良くなっているということであり、何かあったらきちっと報告するという文化を育てるためにはこの報告件数が上がることが望ましい。件数が多いことは「贈与や飲食の提供がたくさんある」ということではなくて、気付いた職員が一つ一つ報告してくる、倫理条例が確実に守られているという一つの証左となる。プレス(報道機関)に対しては報告が上がるということは風通しが良くなってきたんだということを説明願いたい。

お問い合わせ

所属課室:総務部総務課リスクマネジメント推進室

電話番号:043-223-4455

ファックス番号:043-225-1904

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