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更新日:令和7(2025)年11月14日
ページ番号:814127
発表日:令和7年11月14日
農林水産部水産局漁業資源課
近年、海水温の上昇により活発化したブダイ等の食害により、藻場が広範囲に消失する磯焼けが大きな問題となっていることから、県では、植食性魚類の食害を防止するため、駆除活動への支援や活用促進に取り組んでいます。
地元漁協や民間企業と連携した結果、ワタミ株式会社においてブダイを使用した惣菜が商品化されましたのでお知らせします。
また、今年度もブダイを使用したメンチを勝浦市と御宿町内の学校給食で提供するとともに、藻場を守る取組を紹介する授業等を行います。
本県の沿岸域には、藻場(海藻の生い繁る場所)が広がっており、魚介類の産卵・生育の場となっていますが、近年、内房海域を中心に、藻場が広範囲に消失する「磯焼け」が発生しており、勝浦市沿岸でも、その兆候が確認されています。
藻場が減少する要因の一つとして、ブダイなど海藻を食べる魚の影響が挙げられています。漁業者はブダイなどの駆除に取り組んでいますが、ブダイは知名度が低く、市場価値が高くないため、有効活用が課題となっていました。
磯焼けした藻場

ブダイ
(1)経緯:県では、漁業者による植食性魚類の駆除への支援などを進めるとともに、地元漁協(新勝浦市漁業協同組合)と連携し、活用促進を図ってきたところ、この度、地元流通加工業者(株式会社西川)、食品事業者(ワタミ株式会社)の協力により、「勝浦のブダイの煮つけ」の商品化が実現しました。
(2)販売者:ワタミ株式会社
(3)販売商品(冷凍惣菜):
主菜 勝浦のブダイの煮つけ
副菜 切干大根のツナマヨ
人参としめじのバター醤油
価格 1食あたり475円(定期購入選べるセット)
(4)その他:ワタミ株式会社のプレスリリース![]()

勝浦のブダイの煮つけ(赤枠内)
(1)経緯:令和5年度に大原高等学校総合学科海洋科学系列の生徒がレシピを考案、漁業者が採捕した新鮮なブダイをミンチに加工し、にんじんや玉ねぎ等の野菜、片栗粉や塩こしょう等の調味料を混ぜて仕上げたブダイメンチを学校給食に提供します。
(2)月日:令和7年11月21日(金曜日)
(3)場所:勝浦市及び御宿町内の市立・町立小中学校等計11校
小学校6校、中学校2校 、保育園2校、こども園1校 生徒・児童数約1,300名
(4)藻場を守る取組を紹介する授業等
日時:同日
10時30分から11時40分まで
場所:守谷海岸(勝浦市)(※1)
参加者:勝浦小学校、豊浜小学校及び総野小学校の5年生(計約70名)ほか
その他:児童は藻場を守る取組の授業の後、マダイ稚魚を放流(※2)、勝浦小学校に移動して給食を食べます。
(※1)小雨時は授業の場所を勝浦小学校に変更します(荒天時は中止)。
(※2)第46回全国豊かな海づくり大会~ふさの国 千波県(ちばけん)大会~「大会記念リレー放流」

ブダイメンチ(赤枠内)

藻場を守る取組の紹介(昨年度の例)
(1)磯焼け対策に関すること
千葉県農林水産部水産局漁業資源課
(電話043-223-3606)
(2)販売商品に関すること
ワタミの宅食ダイレクトお客さまセンター
(電話0120-934-751)
(3)大会記念リレー放流に関すること
千葉県農林水産部水産局水産課
(電話043-223-4505)
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