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更新日:令和5(2023)年3月29日

ページ番号:340973

藻場の保全・回復に向けた取組指針(外房海域編)の策定について

本県の沿岸域には、アラメ・カジメ・ガラモ(モク類)を中心とした豊かな「藻場」が広がっており、磯根漁業を支えるアワビ、イセエビなどの漁場として、また、水産生物の産卵場や稚魚の育成場として重要な役割を果たしています。

しかし、近年、季節的な消長や台風、時化等の影響による一時的なものではなく、長期間にわたって藻場が消失する現象が確認されています。

そこで県では、藻場の現状を把握するとともに、地区の漁業者を主体とする藻場の保全・回復に向けた取組の目標や進め方、効果的な対策例等を取組指針として取りまとめました。

1.本指針が対象とする海域

アラメ、カジメ等の大型海藻が繁茂する太東埼から布良鼻までの「外房海域」(いすみ市、御宿町、勝浦市、鴨川市、南房総市、館山市の6市町)の範囲。

2.取組の目標

平成30年度の藻場の状況を維持するため、地区ごとに藻場の保全・回復を目指します。

平成30年度の藻場の状況

藻場面積(水深10m以浅)2,312ha

岩礁に対する藻場の割合87%

3.取組の進め方

  • (1)地区ごとに現地検討会を設置
  • (2)藻場の保全・回復に向けた地区行動計画を策定
  • (3)漁業者が中心となって藻場の保全・回復の対策を実施
  • (4)モニタリング
  • (5)順応的管理による地区行動計画の見直し

4.藻場の保全・回復の対策例

  • 潜水や見突き等によるガンガゼ等の除去
  • ワナや漁具による植食性魚類の捕獲
  • アイゴ等魚類の天敵であり漁業対象種としての価値も高いアオリイカ産卵礁の設置
  • 種苗や母藻の移植
  • 母藻投入やスポアバッグ設置による着生促進
  • 海藻類の着生基質となる藻礁ブロック等の設置

お問い合わせ

所属課室:農林水産部漁業資源課漁場環境整備班

電話番号:043-223-3039

ファックス番号:043-201-2616

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