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更新日:令和5(2023)年7月4日

ページ番号:3608

2012年度(平成24年度)医薬品研究室学会発表

(1)千葉県における違法ドラッグ検査結果について

第49回全国衛生化学技術協議会

2012年11月、高松市

髙橋和長、長谷川貴志、西條雅明、吹譯友秀、元木裕二、内山奈穂子1)、花尻(木倉)瑠璃1)、合田幸広1)

1)国立医薬品食品衛生研究所


近年、違法ドラッグの問題は深刻の一途を辿っており、「脱法ハーブ」と称する違法ドラッグ製品を乱用したことによる死亡事例も起こっている。千葉県では違法ドラッグ対策事業に基づき、毎年度約100製品を試験検査している。千葉県での違法ドラッグの検出状況が平成19年4月1日に指定薬物制度が施行されて以降どのように変遷していったかを現状を含めて報告した。

(2)後発医薬品品質確保対策事業における溶出試験の不適合事例について

平成24年度地方衛生研究所全国協議会関東甲信静支部第25回理化学研究部会

2013年2月、宇都宮市

長谷川貴志、西條雅明、髙橋和長、吹譯友秀、元木裕二


医薬品等一斉監視指導の後発医薬品品質確保対策事業に基づき実施した、後発医薬品の溶出試験における不適合事例について報告した。

(3)いわゆる健康食品の試買検査におけるインヨウカクの検出について

第51回千葉県公衆衛生学会

2013年2月、千葉市

吹譯友秀、長谷川貴志、髙橋和長、西條雅明、元木裕二


近年、健康志向の高まりを背景に多くのいわゆる健康食品が流通している。その中には、医薬品成分を含んだ製品もみられ、それら製品を摂取することにより全国で多くの健康被害が発生している。千葉県では無承認無許可医薬品取締事業により年間100製品について試買検査を行っている。今回、平成24年度第1期分として試買した35製品中1製品から強壮成分であるインヨウカクが検出された。

(4)荷電化粒子検出器を用いた洗浄剤中の塩化物イオン、硫酸イオン、ナトリウムイオン及びカリウムイオンの分析について

日本薬学会第133年会

2013年3月、横浜市

西條雅明、長谷川貴志、髙橋和長、吹譯友秀、元木裕二


近年、有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(以下、法)に基づく、家庭用品の酸性及び塩基性洗浄剤において、規制対象成分(塩化水素及び硫酸、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム)を一定量加えた上に、効果を期待して規制対象以外の成分を加えた製品が見受けられる。このような製品を、法で定められている中和滴定により定量した場合、規制対象成分の正確な測定ができない。そこで、家庭用品を対象としたHPLC-荷電化粒子検出器(CoronaCAD)による陰イオン陽イオン同時分析法を構築した。本法を市販製品に適用したところ、各製品とも良好に定量することが可能であった。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所医薬品・生活環境研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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