ここから本文です。

更新日:令和3(2021)年9月22日

ページ番号:16531

葛南港区の施設のご案内・海岸保全施設

海岸保全区域と海岸保全施設

潮位は1日の中でも大きく変化しています。特に一番変化が大きい日では、最も潮位が低い時と高い時の差は、2メートル近くに至ることもあります。葛南港区の沿岸地域はゼロメートル地帯が続いているため、護岸などを整備しなくては多くの浸水被害が出てしまいます。

そこで葛南港湾事務所では、沿岸地域を守るために海岸保全区域を設けて、台風時等でも浸水被害が出ないように護岸を設けると共に、排水機場・水門・陸閘などを整備し、沿岸住民の利便性を損なわないよう注意を図りながら、安全対策に万全を期しています。


台風のため、封鎖した水門。

排水機場・水門・陸閘(りっこう)

高潮対策の主役は護岸ですが、すべての海岸線を護岸で覆ってしまうと、水路から海へ船で出る時や、人や車が海岸に出る際に大きな障害となってしまいます。そこで、主要な水路や臨港道路、物揚場と道路との通路などに水門・陸閘を設け、常時はこれらを開けておき、自由に通行できるようにしてあります。非常時のみこれらを閉め、波が陸地に押し寄せないような仕組みになっています。

更に、降雨時には海側からの浸水の恐れに加え、上流の河川からもたくさんの水が押し寄せます。そこで、水門で海からの浸水を食い止めると同時に、排水機場設備によって河川の水を強制的に海岸保全区域の外に吐き出すことで、河川から来る水による浸水被害も防いでいます。

水門・陸閘を閉める目安の潮位は設置場所により異なりますが、水門はAP+1.9メートルから2.7メートル、陸閘2.7メートルから4メートルとなっています。


排水機場の内部の様子。

今後の高潮対策関連事業

現在の海岸保全施設等は、昭和40年代を中心に整備されたものであるため、老朽化が進んできています。また、近年は大地震時の津波にも対応することが求められています。そこで、護岸は耐震化を施したものへと改良し、水門は遠隔地から監視できるように更新する計画が進められています。また、周辺の環境にも配慮し、動作時の騒音などを抑える仕組みも取り入れていく予定です。


台風による高潮の様子。

お問い合わせ

所属課室:県土整備部葛南港湾事務所プレジャーボート特別対策・施設管理課

電話番号:047-433-1936

ファックス番号:047-437-6099

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?