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更新日:令和5(2023)年9月27日

ページ番号:608297

令和5年度高齢者福祉施設関係者向け乳和食料理教室の開催について

開催概要

食生活の中に牛乳をより活用してもらうための取組として、高齢者の食事に着目し、乳和食料理教室が開催されました。調理や栄養管理に関わる高齢者福祉施設関係者18名が参加し、講師指導のもと調理、試食が行われました。牛乳をあえて煮立てて分離させる調理法などちょっとしたコツで、牛乳を使っても料理が白くならず、独特のにおいや味も感じない不思議さなど驚きもあり、牛乳を料理に使う視点が変わったとの声が寄せられました。また、不足しがちな栄養素を手軽に摂取でき、栄養バランスを整えやすい点や、うまみが増し、味が濃くなるため減塩ができる点、食材が高騰する中で摂取たんぱく量を維持しつつ節約ができる点等、乳和食の魅力をいっぱい学ぶことのできる料理教室となり、大変好評でした。

牛乳は県民の健康に欠かせない食材であるものの、介護を必要とされる高齢者の方々にとっては毎日摂取することが難しい食材でもあります。高齢者福祉施設関係者の方々に「乳和食」の魅力を体験いただき、高齢者の食の楽しみとともに牛乳の消費が高まることを目指してゆきます。

主催・共催

主催

千葉県牛乳普及協会

共催

千葉県

開催日時等

日時

令和5年9月16日(土曜日)10時30分から13時30分まで

場所

千葉調理師専門学校(千葉市中央区新千葉2-5-3)

内容

対象

県内の高齢者福祉施設関係者

実施内容

乳和食の調理、介護食への展開、試食

メニュー

鮭のミルクみそ煮

つくねと野菜のミルクみそ汁

ヘルシーミルクがゆ

かぼちゃのミルクゼリー

講師

小山浩子先生(料理家、管理栄養士、日本高血圧協会理事)

乳和食とは

牛乳を使った料理、として思い浮かぶメニューといえば、グラタンやシチューなど、洋風のメニューが多いと思われます。

乳和食は、普段から食べなれた和食と牛乳を組み合わせることにより、牛乳の持つ「カルシウム」「コク」「旨味」が加わり、食材本来の風味を損なわずに塩分を減らし、美味しく健康的に和食を食べていただける調理法です。

乳和食のメリット

乳和食は高齢者にとってメリットの多いメニューです。

タンパク質やカルシウム摂取の手軽さ

嚥下がスムーズにできなくなってくる高齢者の方々にとって、タンパク質やカルシウムを補うためとはいえ、牛乳を「飲む」こと自体が難しい場合があります。牛乳を料理に使うことで、食事量が減ってきてしまう中、効率よく牛乳の栄養を摂取していただくことができます。

減塩効果

塩分を減らすだけの減塩では味がぼんやりして美味しい料理にはなりません。牛乳を料理に使うことで、食材本来の風味を損なわずに塩分を減らし、美味しく健康的に和食を食べていただけます。

嚥下のしやすさ

牛乳の乳脂肪等の働きで料理がしっとりと仕上がるので、かむ力や飲み込む力が弱くなってきた高齢者にも食べやすくなります。

酪農業の存続に向けた応援

酪農を取り巻く現状は、ウクライナ問題等によるエサや燃料費の高騰といった生産コストの増加が続く一方で、牛乳の消費は低調であり、酪農家の経営は非常に苦しい状況が続いています。

私たちが少しでも多く牛乳を飲み、また料理に使用することで、酪農家の収益を支えることができます。これは、各乳業メーカーの牛乳の買取価格(乳価)は飲用牛乳が最も高く、チーズや乳製品の原料となる牛乳は低く設定されているためです。すなわち、飲用・料理用として県産牛乳の消費量が増えることにより、千葉県における酪農業の存続へとつながるのです。

関連資料

申込チラシ(PDF:1,294.3KB)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部畜産課企画経営室

電話番号:043-223-2777

ファックス番号:043-222-3098

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