小児腎臓科

はじめに

千葉県こども病院腎臓科では、腎臓専門医の指導のもと、研修を行っております。主な診療内容は、ネフローゼ症候群や慢性腎炎などの腎疾患全般や他科からのコンサルテーション、腹膜透析や急性血液浄化療法などの診療を担当しております。また、腎移植後の患者さんのフォローも行っております。当科は、日本腎臓学会研修施設となっています。

千葉県こども病院腎臓科の特色

• 急性血液浄化を施行可能です（慢性は困難）。
• 腹膜透析管理を行うことができます（乳児でも対応可能です）。
• 腎生検を施行して診断することが可能です。
• 当院泌尿器科と協力して先天性腎尿路奇形をフォローしていきます。

主な対象疾患

• ネフローゼ症候群：様々な免疫抑制剤を使用し尿蛋白がなるべく出現しないようにします。
• 紫斑病性腎炎、IgA腎症；腎生検を行い、腎臓の組織の変化に合わせて治療を選択します。
• 慢性腎不全；腹膜透析の施行や、腎移植施設への紹介を行っています。
• 非典型溶血性尿毒症症候群；定期的に外来で点滴薬を投与しています。

診療実績

• 2019年度 外来延べ4,126人 入院82人 腎生検26件
• 2020年度 外来延べ3,890人 入院66人 腎生検20件

目標とする専門医資格名（認定する学会名）

• 腎臓専門医（日本腎臓学会）

千葉県立病院群レジデント医応募資格

• 採用開始日において小児科専門医研修を修了しているあるいは修了見込みである医師（小児科専門医資格を取得済みないし採用年度内に取得見込みであること）
• 腎臓専門医資格を有していないこと

研修施設名

• 千葉県こども病院腎臓科、国立病院機構千葉東病院

募集人数

• 1名（各年度新規分）
  ＊応募を希望する方は必ず事前に下記レジデントコース指導責任者に連絡を取ってください。
  また、将来年度にわたる採用計画が立てられることもあるため、応募を検討中の方も早めに連絡をとることをお勧めします。

指導責任者名および連絡先

久野正貴（千葉県こども病院腎臓科部長）
043-292-2111（代）

論文・書籍・メディア

Autoimmune-type atypical hemolytic uremic syndrome treated with eculizumab as first-line therapy.

Hisano M, Ashida A, Nakano E, Suehiro M, Yoshida Y, Matsumoto M, Miyata T, Fujimura Y, Hattori M.Pediatr Int. 2015 Apr;57(2):313-7