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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年9月26日

ページ番号:605647

千葉県病院局

令和4年度病院事業会計の決算見込み

発表日:令和5年9月8日
病院局経営管理課

 収益合計は564億、費用合計は569億7千万円で、純損失は5億7千万円となり、9年連続の赤字決算となりましたが、入院・外来収益の増加などにより、前年度に比べ5千万円の収支改善となりました。
 引き続き厳しい状況にはありますが、令和3年度に策定した「千葉県立病院改革プラン」に基づき、収益確保や経費削減など経営改善に取り組んでいるところであり、今後も県民の皆さまに安心していただける、よりよい医療を継続して提供できるよう努めてまいります。

1.決算見込みの概要

 令和4年度の収入は、患者数の増加により、入院収益が精神科医療センター以外の5病院で、外来収益がこども病院以外の5病院で伸びたことから、医業収益が25億7,776万円増加しました。また、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金が1億2,989万円、負担金交付金が4億3,555万円それぞれ増加したことから、医業外収益が4億2,358万円増加しました。これらにより、収益合計は前年度に比べ29億1,835万円増の564億220万円となりました。
 支出は、材料費及び経費などの増により、医業費用が26億1,594万円増加し、また、受託研究費などの増などにより、医業外費用が2億9,351万円増加したことから、費用合計は前年度に比べ28億6,972万円増の569億6,831万円となりました。

 この結果、経常収支が前年度に比べ9,188万円改善し、△5億5,591万円となりました。また、特別損益は前年度に比べ4,325万円減少し△1,020万円となったことから、当期の純損失は5億6,611万円と9年連続の赤字決算となりましたが、前年度に比べ4,863万円改善しました。

2.収支の前年度比較表

(単位:千円)

区分

令和4年度

令和3年度

増減幅

増減率(%)

医業収益A

35,810,155

33,232,399

2,577,756

7.8

医業外収益B

20,576,672

20,153,095

423,577

2.1

特別利益C

15,373

98,352

△82,979

△84.4

収益計(1)(A+B+C)

56,402,200

53,483,846

2,918,354

5.5

医業費用D

53,765,283

51,149,339

2,615,944

5.1

医業外費用E

3,177,454

2,883,945

293,509

10.2

特別損失F

25,574

65,303

△39,729

△60.8

費用計(2)(D+E+F)

56,968,311

54,098,587

2,869,724

5.3

経常収益(A+B)-(D+E)

△555,910

△647,790

91,880

-

純利益(損失)(1)-(2)

△566,111

△614,741

48,630

-

 

純損益の推移

純損益の推移画像

純損益の推移(PNG:159.6KB)

 

病院別損益の前年度比較(単位:百万円)

 病院別損益の前年度比較画像

病院別損益の前年度比較(PNG:145.4KB)

  • がんセンターは、入院・外来患者数及び手術件数の増加により、医業収益は増加(+999百万円(13,235百万円→14,234百万円))したものの、給与費の増加(退職給付費+257百万円など)や経費の増加(委託料+291百万円、光熱水費+179百万円など)により、純損失が増加した。
  • 救急医療センターは、手術件数は減少したが入院・外来患者数が増加したことにより、医業収益は増加(+345百万円(3,293百万円→3,638百万円))したものの、新型コロナウイルス感染症対策等の補助金の減少(△136百万円)や患者の増加に伴う材料費の増加(+100百万円)などにより、純利益が減少した。
  • 精神科医療センターは、外来患者は増加したものの、入院患者数の減少により医業収益が減少(△14百万円(957百万円→943百万円))した。また、給与改定や光熱水費の高騰などにより費用も増加(+39百万円(1,445百万円→1,484百万円))したため、純利益が減少した。
  • こども病院は、物価高騰による影響(光熱水費等)がある中、入院・外来患者数及び手術件数の増加などにより医業収益が増加(+715百万円(7,553百万円→8,268百万円))したこと及び新型コロナウイルス感染症対策等の補助金の増加(+153百万円)により、純損失が減少した。
  • 循環器病センターは、物価高騰による影響(光熱水費等)がある中、入院・外来患者数及び手術件数の増加などにより医業収益が増加(+482百万円(5,208百万円→5,690百万円))したことにより、純利益が大幅に増加した。
  • 佐原病院は、延べ入院患者数は減少したが外来患者数及び手術件数が増加したことにより、医業収益が増加(+50百万円(2,986百万円→3,036百万円)したこと及び新型コロナウイルス感染症対策等の補助金の増加(+441百万円)により、純損失が減少した。

3.PDF版

令和4年度千葉県病院事業会計決算見込み(PDF:104.2KB)

お問い合わせ

所属課室:病院局経営管理課財務室

電話番号:043-223-3964

ファックス番号:043-225-9330

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