Wanted doctor at Chiba prefectural hospital
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更新日:令和7(2025)年10月16日
私はリンパ浮腫外来において、医療リンパドレナージセラピストとして活動しています。
医療リンパドレナージセラピストとは、リンパ浮腫の治療を行う施術者のことで、医師の診断・指示に基づき、複合的理学療法による治療とセルフケアの指導を行います。私がセラピストを目指したきっかけは、リンパ浮腫を発症した患者さんが、皮膚の違和感や四肢の重苦しさ、日常生活動作の不自由さ、視覚的な変化による精神的な苦痛を感じていることに対して、より一層知識・技術を持った看護実践を行いたいと思ったからです。
リンパ浮腫は一度発症すると完治しにくいため、継続的な治療とセルフケアが必要とされています。症状だけにとらわれず、患者さんの個別性を考え、寄り添い、支援していけるよう日々取り組んでいます。
私は配属部署の業務の他に、遺体感染管理士として活動をしています。看取りが近い患者さんのエンゼルケアの困り事について相談を受け、病棟スタッフと共に検討を行う活動です。
エンゼルケアは、私たち医療者が患者さんのためにできる最後の看護ケアです。治療期を支えることは看護師の重要な役割ですが、それと同様に、看取りを支えることも非常に重要な役割であり、これは遺族ケアにも繋がります。私たちは、正しい知識をもとに行うエンゼルケアを通して、最後の別れの姿が遺族の心に遺すのにふさわしい姿であるように、心を込めた看護を提供しています。
これからも病気と共に生活する患者さんを支えながら、人生の最期を迎え家族と別れる時まで、継続した看護を通して、患者さんの尊厳を守れるよう精進してきたいと思います。
栄養サポートチーム(以下NST)の仕事は、患者さんの適切な栄養管理が仕事です。栄養状態の改善は疾患の治療効果、合併症の予防だけでなくQOLを高め、在院日数を短くし医療費の削減にも繋がると言われています。
NST委員となり、栄養の知識もない所からのスタートでした。活動を始めてからは、職種間の垣根を越えチームで個々の患者さんの体格や病状に合わせた栄養治療を実施することで、栄養状態が改善したためNSTの必要性を実感し、栄養について更に学びたいと考えるようになりました。
看護師は24時間、患者のもっとも側にいる職種であり、多くの情報を得ています。その情報をチームと共有し、栄養管理の早期対応を行える強みがあります。NSTを通して患者さんが1日でも早くいつもの生活を取り戻せるようにと思いながら活動しています。
喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの小児のアレルギー疾患は、適切に治療や自己管理を患者・家族が実行できれば、症状が持続することなくコントロールが可能になってきています。そのため、入院治療をすることは減ってきていますが、家での毎日の自己管理が求められ、患者教育の重要性が高まっています。こどもの成長過程、発達段階に沿った自己管理が治療の大きな鍵を握ります。
私はこども自身が「その子らしく」前向きに治療に取り組めるように、また、日々の生活の中で「その子のために」自己管理が実行できる方法をこども本人・家族と一緒に考えていくことを大切にして、寄り添った看護を提供していきたいと思っています。
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