博物館の研究員が房総の魅力を語る! 千葉県立博物館文化セミナー「千葉学講座」を開催します
発表日:令和7年12月23日
県立中央博物館
県立現代産業科学館
千葉県立博物館(5館8施設)では、房総の自然・歴史・文化など、幅広い分野にわたる調査研究の成果を分かりやすく紹介する「千葉学講座」を毎年開催しています。
今年度は1月18日(日曜日)、2月1日(日曜日)の2日間で4講演を開催します。
この機会に房総の魅力を再発見しませんか。
開催日時
令和8年1月18日(日曜日)、2月1日(日曜日)
両日とも午後1時30分から3時50分(開場 午後1時)
※2講演ずつ実施(1講演あたり1時間)
内容
会場
- 1月18日 県立現代産業科学館 サイエンスドーム(市川市鬼高1-1-3)
- 2月1日 県立中央博物館 講堂(千葉市中央区青葉町955-2)
※オンライン(YouTube同時配信)での参加も可能です。
参加方法
- 会場での参加(当日先着順)
1月18日 定員200名
2月1日 定員150名
- オンライン(YouTube同時配信)での参加
千葉学講座ホームページ
上のリンクからアクセス(定員制限なし)
主催
県立美術館/県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館/県立現代産業科学館/県立関宿城博物館/県立房総のむら(指定管理者:公益財団法人 千葉県教育振興財団)
講演内容
令和8年1月18日(日曜日)(会場:県立現代産業科学館)
講演1 『戦国時代の恩賞と古文書』 午後1時35分から2時35分
発表者 武田郁也 研究員(県立関宿城博物館)
概要 戦国時代の武士たちは恩賞を得るために命がけで戦いました。恩賞を得る過程で重要になったのが、自身の戦功について記載された証拠文書(古文書)です。こうした証拠文書がどのように機能し、その結果給付された恩賞がどのようなものであったか、下総国を中心に紹介します。

戦いの功を褒めたたえる古文書

領地を給付した古文書
講演2 『薬を作る、売る、利用する-近世近代の生薬事情-』 午後2時45分から3時45分
発表者 須田華那 研究員(県立中央博物館)
概要 今から数百年前の房総では、様々な薬が作られ(製薬)、売られ(売薬)、使われ(服薬)ていました。病気やけがに見舞われ薬を求める人々の思いは、現代人にとっても深く共感できるものです。3月14日に開幕する中央博物館の企画展「生薬-自然からの恵み-」に合わせ、近世・近代における生薬について紹介します。

「斧を以て熊の手を撃つ」(『日本山海名産図会』巻之二)

薬研
令和8年2月1日(日曜日)(会場:県立中央博物館)
講演1 『水辺の昆虫』 午後1時35分から2時35分
発表者 樽宗一朗 研究員(県立中央博物館)
概要 田んぼや川、池、海岸など身近な水辺には、多くの昆虫が生息していますが、都市化や外来種の影響等でその生息地は失われつつあります。本発表では水辺に生息する昆虫を紹介するとともに、千葉県や博物館が行っている絶滅危惧種の保全や調査研究などを併せて紹介します。

チョウトンボ
講演2 『海鳥は豊かな海のシンボル』 午後2時45分から3時45分
発表者 平田和彦 研究員(県立中央博物館 分館海の博物館)
概要 海鳥は、鯨類や人間と並び、海の食物連鎖の頂点に立つ捕食者です。魚やイカ、オキアミなど幅広い餌を利用します。海の博物館では令和8年5月10日まで「うみ鳥っぷ2 [umi-Trip2] -海鳥と旅する食物連鎖の世界-」を開催しています。その展示内容と関連付けて、千葉県の海の豊かさを海鳥の目線で紹介します。

海面近くで魚を食べる外洋性海鳥のミツユビカモメ

潜水して魚を食べる沿岸性海鳥のウミウ
問い合わせ
- 千葉県立現代産業科学館(1月18日会場)
住所 市川市鬼高1-1-3
電話 047-379-2000(代表)
- 千葉県立中央博物館(2月1日会場)
住所 千葉市中央区青葉町955-2
電話 043-265-3111(代表)
費用
無料
※展示の観覧には入場料が必要です。
※入場料:一般300円、高校・大学生150円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人は無料
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