ドイツの新鋭写真家 クリストフ・ヴィーデマン 千葉で滞在制作した作品を発表 -歩き、見つめ、記録する -令和7年度 デュッセルドルフ市からのアーティスト受入 成果展開催!-
発表日:令和7年11月27日
県立美術館
県立美術館(千葉市)では、ドイツ・デュッセルドルフ市から写真家のクリストフ・ヴィーデマン氏を迎え、約1ヶ月半のアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)を行っています。滞在中に制作された作品を紹介する成果展を12月3日(水曜日)から12月14日(日曜日)まで開催します。
都市化や開発の中で姿を変えてきた千葉。彼のまなざしは、この都市が抱える多層の現実と、そこに生きる私たち自身の姿を静かに映し出します。
開催期間
令和7(2025)年12月3日 (水曜日)
から令和7(2025)年12月14日 (日曜日)
開館時間:午前9時から午後4時30分
休館日:月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌平日)
開催場所
| 名称 |
千葉県立美術館 第6展示室 |
| 住所 |
千葉県千葉市中央区中央港1-10-1 |
| 電話 |
043-242-8311 |
| ホームページ |
県立美術館ホームページ |
内容

《Untitled》 2025年(C)Christoph Wiedemann

《Untitled》 2025年(C)Christoph Wiedemann
概要
アーティストについて
クリストフ・ヴィーデマン(Christoph Wiedemann)
1994年、ドイツ・ミュンヘン市で生まれる。デュッセルドルフ芸術アカデミーでピーター・ピラー(ドイツ・ハンブルク市のアーティスト)に師事。現在は、ドイツ・デュッセルドルフ市を拠点に、主に写真とドローイング作品の制作を行う。また、2022年9月にデュッセルドルフ市内で自身が運営する展示スペースである「Rinde am Rhein」を設立し、多くのアーティストやキュレーターとのコラボレーションを行っている。
2022年 NRW-Bank Kunstpreis 受賞
2023年 Peter-Mertes Stipendium 受賞
《Untitled (profile picture) 》 2025年(C)Christoph Wiedemann
見どころ
クリストフ・ヴィーデマンは、日常に潜む歴史の痕跡や社会の構造を丹念に観察し、写真とドローイングを用いて表現してきました。ドイツと日本、異なる文化や歴史的背景を行き来しながら生まれる視点は、国境を超えた都市の姿や人間の営みを多角的に照射するでしょう。アーティストが千葉県内や日本の各地を巡り、その土地や人々との交流を通して生み出した作品を、ぜひお楽しみください。
本展覧会では、アーティスト・イン・レジデンスを通して制作された作品を展示するとともに、アーティストとの交流イベントも開催します。

《Untitled》 2025年(C)Christoph Wiedemann
関連イベント
アーティスト・トーク
開幕初日を記念して、アーティスト・イン・レジデンスを経て作品を制作したクリストフ・ヴィーデマンが、自身のリサーチや制作プロセスについて語ります。都市空間を歩きながら観察し、街に内在する複雑な仕組みや関係性をどう作品に取り込むのか-その思考の軌跡や制作過程を聞ける貴重な機会です。
日時 12月3日(水曜日)午後2時から午後3時(開場 午後1時30分)
会場 当館 第7展示室
定員 50人
参加費 無料
申込 不要、当日先着順
※日独逐次通訳付
ワークショップ「Talking About Photography -写真について語ろう-」
参加者自身が撮影し持ち寄った写真をもとに、クリストフ・ヴィーデマンとともに語り合う対話型ワークショップです。被写体に選んだテーマ、そこに込めた思い、写した瞬間の感覚-それらを言葉にし、アーティストと参加者同士で共有します。写真は、記録であると同時に、それを撮った人が世界をどのように見ているかという“視点の痕跡”でもあります。自分自身の“見る”という行為をアーティストとともに考えます。
日時 12月7日(日曜日)午後1時から午後2時30分
会場 当館 第2アトリエ
定員 15名
参加費 無料
申込 要事前申込(受付中)、先着順
※日英逐次通訳付
※参加が決定した方は、ご自身で設定したテーマをもとに撮影した写真6から10枚をワークショップ開催前にデータでご提出いただきます。詳しくは申込後に担当者からご案内します。
主催
千葉県立美術館
協力
デュッセルドルフ市文化局
後援
ドイツ連邦共和国大使館
アーティスト交換事業とは
千葉県とドイツ・デュッセルドルフ市は、2024年度に、姉妹都市提携を結んで5周年を迎えたことを記念し、アーティスト交換事業を開始しました。双方の国でアーティスト・イン・レジデンス等を行い、国際的な文化交流を進めるとともに、異なる環境下での知見や刺激を帰国後の活動に還元してもらうことで、地域の文化・芸術の発展と活性化に資することを目指します。
2024年度は、日本からの派遣アーティストとして花澤武夫氏がデュッセルドルフ市で約2か月間のアーティスト・イン・レジデンスにより制作した作品と、帰国後、千葉県立美術館に滞在し制作した作品を「デュッセルドルフ派遣アーティスト成果展 花澤武夫 ラ・デュッセルドルフ」にて紹介しました。次年度以降の本事業にもぜひご注目ください。
費用
入場料:無料
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