ここから本文です。

ホーム > イベント情報 > イベント・講座・セミナー > 県立房総のむら 企画展「房総の海辺のムラ-漁撈(ぎょろう)から見た人々のくらし-」

報道発表案件

更新日:令和7(2025)年11月20日

ページ番号:815486

県立房総のむら 企画展「房総の海辺のムラ-漁撈(ぎょろう)から見た人々のくらし-」

発表日:令和7年11月20日
県立房総のむら

県立房総のむら(栄町)では、房総の漁村をテーマに企画展「房総の海辺のムラ-漁撈(ぎょろう)から見た人々のくらし-」を開催します。
三方を海に囲まれた千葉県では、古くから人々は海の恵みを収穫しながら生活を営んできましたが、そのような漁撈風景は時代とともに移り変わっています。
本展では漁撈具や浮世絵、写真などを通して、江戸時代以降の下総・上総・安房地域それぞれの特徴ある海辺のムラの暮らしを紹介するとともに、今日の海辺の暮らしが抱える課題を考えます。

 ※漁撈:漁業や漁業活動を指す言葉で、魚や貝、海藻など水産資源を獲る作業や技術を指します。

開催日時

令和7(2025)年12月6日 (土曜日) から令和8(2026)年2月1日 (日曜日) 開館時間:午前9時から午後4時30分(令和8年1月3日(土曜日)・4日(日曜日)は午前9時30分から午後4時)
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、年末年始(令和7年12月26日(金曜日)から令和8年1月2日(金曜日))、1月6日(火曜日)

開催場所

名称 千葉県立房総のむら 風土記の丘資料館
住所 印旛郡栄町龍角寺1028
電話 0476-95-3333
ホームページ 千葉県立房総のむらホームページ外部サイトへのリンク

内容

歌川国貞(2代) 房総鮑とり女の画像
歌川国貞(2代) 房総鮑とり女(船橋市西図書館蔵)

展示概要

人々のくらしと海

人々と海の関係は浮世絵や古写真から読み取ることができます。本県の場合、下総・上総・安房のそれぞれの地域で、漁撈の在り方など様々です。展示の導入として3地域の特徴を概説的に紹介します。

下総の海辺

浦安・市川など下総地域の戦後の漁村風景を振り返り、漁業を生業にしてきた人々の暮らしが、埋め立てによる土地造成によって、その町並みも含めて変化してきたことをご覧いただきます。

干した海苔を取り込む画像
干した海苔を取り込む(浦安市郷土博物館蔵)

上総の海辺

江戸時代から続くイワシ漁で栄えた九十九里の海辺について取り上げます。西からもたらされた地曳網漁の導入により、浜の女性たちが「オッペシ」と呼ばれ活躍します。元オッペシからの聞き取り調査なども紹介します。

(上総)大原海岸地引(其一)の画像
(上総)大原海岸地引(其一)(千葉県立関宿城博物館蔵)

安房の海辺

安房地域では、古くから海女(あま)漁や黒潮の流れを生かした延縄(はえなわ)漁が盛んに行われてきました。手法の変遷や海女の生活の変容などの歴史について紹介します。

野島崎海女の出漁(房州白浜)の画像
野島崎海女の出漁(房州白浜)(千葉県立中央博物館蔵)

姿を変えた海辺

最後に、温暖化による海洋資源の変化や海洋汚染など、現在「房総の海辺のムラ」の生活が抱える課題について考えます。
 

関連イベント

講演会

専門家を招き、今回の展示に関連する講演会を開催します。

場所 風土記の丘資料館 集会室
定員 各回60名
参加費 無料(別途入場料が必要です)
申込 当日受付
  • 令和8年1月17日(土曜日)午後1時30分から午後3時
    「地曳網にかかわる生活の年輪-九十九里における地曳網をはじめとして-」
    講師 江戸川大学名誉教授 髙橋 克(たかはし まさる)氏
  • 令和8年1月25日(日曜日)午後1時30分から午後3時
    「東京湾奥の漁師町から近代的な町への変貌」
    講師 浦安市郷土博物館館長 島村 嘉一(しまむら よしかず)氏

体験・実演

実演「浮世絵の摺り」
江戸木版画の摺師による本格的な浮世絵の摺りの技術を間近で見ることができます。
日時 令和7年11月24日(月曜日・休日)午前9時30分から正午、午後1時から午後3時

場所 商家の町並み「紙の店(平群屋)」

浮世絵の摺りの画像
浮世絵の摺り

予約体験「貝がらや砂鉄で遊ぼう」
貝殻や砂鉄をくっつけてオリジナルフォトフレームを製作する体験です。
日時 令和7年12月14日(日曜日)午前10時から午前11時、午後1時30分から午後2時30分
場所 総屋2階
定員 各回12名
体験費 300円
※予約受付中。空き状況等は電話でお問合せください。
予約体験「古代塩作り」
複製土器で塩水を煮て古代の塩作りを体験します。完成した塩は持ち帰ることができます。
日時 令和8年1月12日(月曜日・祝日)午前10時から午後0時30分
場所 風土記の丘資料館
定員 12名
体験費 200円

※予約開始日 令和7年12月2日(火曜日)

古代塩作りの画像
古代塩作り

展示解説会

担当学芸員が展示内容について解説します。
日時 令和7年12月20日(土曜日)、令和8年1月12日(月曜日・祝日)、1月31日(土曜日) 各日午後1時30分から午後2時
場所 風土記の丘資料館
参加費 無料(別途入場料が必要です)
申込 当日受付

費用

一般300円、高校・大学生150円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名無料

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課学芸振興室

電話番号:043-223-4127

ファックス番号:043-224-2851

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?