県立房総のむら 屋外展示「千葉の民俗芸能-房総獅子舞祭」
発表日:令和7年10月7日
県立房総のむら
千葉県では、古くから神楽(かぐら)・囃子(はやし)・能狂言など、地域に根差した多彩な民俗芸能が受け継がれてきました。県立房総のむら(栄町)では、これまで県内の民俗芸能に関する展示や体験などを行っており、この秋は「獅子舞」に焦点を当てた屋外展示を開催します。
さらに、11月23日(日曜日・祝日)には県内各地から特色ある獅子舞団体が集結し、迫力ある特別上演を開催。地域ごとの舞の違いや、受け継がれる技と心を間近で感じていただけます
開催日時
令和7(2025)年10月18日 (土曜日)
から令和7(2025)年11月24日 (月曜日)
開館時間:午前9時から午後4時30分
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は翌日)
開催場所
内容
展示概要
はじめに
「獅子舞」という民俗芸能の概説、県及び各市町村の指定民俗文化財となっている獅子舞の分布について紹介します。
獅子神楽【永田旭連(ながたあさひれん)の獅子舞 大網白里市】
獅子舞の分類として「獅子神楽」と呼ばれるものに属するもののなかから大網白里市の「永田旭連の獅子舞」について解説します。
この獅子舞を特徴づける代表的な演目「お染獅子」は、「お染」と呼ばれる獅子が一生懸命に着飾って舞い踊る演目で、永田旭連の獅子舞以外ではほとんどみることのできない貴重なものです。
永田旭連の獅子舞(大網白里市)
梯子(はしご)獅子舞【岩沼(いわぬま)の獅子舞 長生村】
いわゆる「梯子獅子舞」という分類の代表格である岩沼の獅子舞について取り上げます。
長生郡長生村岩沼で行われている獅子舞で、演目のなかの「乱玉(らんぎょく)の舞」がこの獅子舞を特徴づけるもので、大梯子の上に乗って曲芸的な舞を行います。
岩沼の獅子舞(長生村)
三匹獅子舞【鳥見(とみ)神社の獅子舞 印西市】
県内では最も指定件数の多い「三匹獅子舞」について紹介します。
印西市平岡地区で行われている「鳥見神社の獅子舞」は、ジジ(老獅子)・セナ(若獅子)・カカ(雌獅子)三匹の獅子舞による躍動的な舞が特徴です。
鳥見神社の獅子舞(印西市)
おわりに
各獅子舞団体への調査で、必ず話題に挙がるのは現代における後継者不足の問題です。民俗芸能の今後について考えます。
関連イベント
特別上演
日時 令和7年11月23日(日曜日・祝日) 午前10時30分から午後3時(予定)
会場 房総のむら おまつり広場・農村歌舞伎舞台
内容 永田旭連の獅子舞・岩沼の獅子舞・鳥見神社の獅子舞の各団体の上演を行います。
農村歌舞伎舞台
費用
一般300円、高校・大学生150円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名無料
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報道発表用記事