ここから本文です。

ホーム > イベント情報 > イベント・講座・セミナー > 県立美術館「コレクション・ハイライト」

報道発表案件

更新日:令和7(2025)年6月6日

ページ番号:774923

県立美術館「コレクション・ハイライト」

発表日:令和7年6月6日
県立美術館

県立美術館(千葉市)では、約2900点の収蔵作品の中から名品を紹介する「コレクション・ハイライト」を開催します。
今回の展示では、作品の創造と鑑賞の魅力を伝えるため「わたしの楽しみ、あなたの悦び」というテーマで、本県ゆかりの板倉鼎(いたくらかなえ)や香取秀真(かとりほつま)の作品など、41点の作品を紹介します。

開催期間

令和7(2025)年6月11日 (水曜日) から令和7(2025)年7月13日 (日曜日) 開館時間:午前9時から午後4時30分(入場は午後4時まで)
休館日:月曜日

開催場所

名称 千葉県立美術館
住所 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
電話 043-242-8311
ホームページ 県立美術館ホームページ外部サイトへのリンク

内容

板倉鼎 裸婦 の画像

板倉鼎《裸婦》1929(昭和4)年

香取秀真 鳩香炉 の画像

香取秀真《鳩香炉》1949(昭和24)年

展示概要

当館のコレクションを代表するよく知られた名品から、めったに展示機会のない隠れた名品まで、41点の作品を7つのセクションに分けて特集します。本展のテーマは「わたしの楽しみ、あなたの悦び」です。「わたし」と「あなた」は、作品を生み出した作家と、それを鑑賞するすべての方々を指します。創作と鑑賞のどちらもが創造的な営みであり、展示は作品同士の関係や配置によって新たな意味を帯び、時に作者の想像を超えた価値を生み出します。そうした発見は、鑑賞者の経験や感性によって導かれるものです。皆さまの思索が重なり合い、作品世界がより豊かに広がることを期待しています。

《鳩香炉》と美術館

県立美術館のアイドル的存在であり昨年度開催した「千葉県立美術館 100選」での人気投票でも大人気だった香取秀真(ほつま)《鳩香炉》を中心に、鳥をモチーフにした作品を集めて展示します。

県美の“三大ヒツジ”

館のコレクションを代表するバルビゾン派の作品からヒツジを描いた三作品を紹介します。フランソワ・ミレー、コンスタン・トロワイヨン、シャルル=エミール・ジャックの三人の表現を見比べてみてください。

コンスタン・トロワイヨン 河辺の道 の画像

コンスタン・トロワイヨン《河辺の道》1860-65年

香取秀真の“そうぞう力”

現在の印西市出身で近代日本を代表する工芸家・香取秀真は動物をモチーフにした香炉を数多く制作しています。単に動物の姿を現すだけではない秀真の“そうぞう力”あふれる表現を香炉を通じて紹介します。

大切な人

作家が作品を制作する目的とは何でしょうか。家族や友人など作家にとって大切な人を描いた、石井柏亭(はくてい)《晩春行楽図》などの作品を展示し、作家たちはどのような思いを持って作品を制作するのか、ともに考えます。

石井柏亭 晩春行楽図 の画像

石井柏亭《晩春行楽図》1938(昭和13)年

海のくらし、山のくらし

千葉の海と山の風景を、佐倉市出身で本県ゆかりの画家・浅井忠と、寺田政明や林倭衛(しずえ)、ジョルジュ・ビゴーといった、千葉を訪れ千葉を描いた画家たちの作品から眺めます。

林倭衛 太海 の画像

林倭衛《太海》制作年不詳

密かな楽しみ

作品の楽しみ方は人それぞれです。自室で一人じっくりと楽しみたくなるような浜口陽三の版画や、描かれた物語を誰かと語り合いながら見たくなる石井林響(りんきょう)《桃源》などを展示し、作品の楽しみ方について考えます。

ゴロゴロ、木村賢太郎

当館入口横の巨大な彫刻の作者である彫刻家・木村賢太郎による石彫9点を一挙に展示します。一見似たような形に見える作品ですが、並べることで見えてくる表現の差異にご注目ください。

関連イベント

ギャラリートーク

館長と担当学芸員が展示内容や作品について解説するギャラリートークを開催します。展覧会の内容をより深く理解し、展示の更なる魅力にふれることができます。
日時 6月21日(土曜日)午後2時から午後3時 担当学芸員
6月28日(土曜日)午後2時から午後3時 館長
7月5日(土曜日)午後2時から午後3時 担当学芸員
7月12日(土曜日)午後2時から午後3時 館長
会場 千葉県立美術館 第4展示室
定員 なし(申込不要)
参加費 無料
※都合により、スライドトークに変更する場合もあります。
最新情報は当館ホームページ外部サイトへのリンクにてご確認ください。

入場料

期間 一般 高校・大学生 備考
6月11日から29日 500円 250円
  • 企画展「民藝」の入場券を兼ねます。
  • 高校・大学生はアンケート回答で無料。
7月1日から13日 300円 150円 アンケート回答でどなたでも無料。
※中学生以下・65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介助者1人無料。
※6月15日(日曜日)県民の日はどなたでも無料。
※アンケートには、氏名と住所の記入が必要です。

同時開催 企画展「民藝(みんげい) MINGEI―美は暮らしのなかにある」

スリップウェア鶏文鉢 の画像

スリップウェア鶏文鉢 イギリス 18世紀後半
日本民藝館蔵 Photo: Yuki Ogawa
会期 6月29日(日曜日)まで
「衣・食・住」をテーマにさまざまな時代や地域の日々の暮らしを支えた生活道具「民藝(みんげい)」約150件を一堂に集めて展示します。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを考えてみませんか。
千葉会場限定企画として、「民藝」の提唱者・柳宗悦(やなぎむねよし)が我孫子市で過ごした時代にスポットをあて、千葉と民藝の関わりも紹介します。
関連イベントも開催しますのでぜひお越しください。

スライドトーク

スライドトークのイメージ 机の上にコーヒーカップが置いてある。
日時 6月11日(水曜日)午後1時30分から2時30分
場所 県立美術館 休憩室(旧レストラン)
参加料 無料
内容 展示担当学芸員によるスライドトーク
スライドトークを聞きながら、民藝運動に関わったイギリス人陶芸家であるバーナード・リーチの作品をオマージュして作られた益子・濱田窯の器で、特別出店「軒先珈琲」のコーヒーをお飲みいただけます(コーヒー500円から)。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部文化振興課学芸振興室

電話番号:043-223-4127

ファックス番号:043-224-2851

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?