ここから本文です。

ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化施設 > 美術館・博物館 > 県立美術館・博物館のイベント・展示情報 > 型破りな傾奇者(かぶきもの)のドウケツエビ新種「カブキドウケツエビ」を発見

報道発表案件

更新日:令和7(2025)年4月18日

ページ番号:760027

型破りな傾奇者(かぶきもの)のドウケツエビ新種「カブキドウケツエビ」を発見

発表日:令和7年4月18日
県立中央博物館

県立中央博物館(千葉市)の駒井 智幸(こまいともゆき) 地域連携課長兼研究課長と沖縄美ら海水族館魚類課の東地 拓生(ひがしぢたくお)氏との共同研究グループは、2014年8月に沖縄で行った深海調査により、新種のドウケツエビを発見しました。
ドウケツエビ属の仲間は世界中で13種が知られていましたが、本新種は半透明の体に赤い線の模様や、槍の穂先のような形をした額角(がっかく)を持つほか、ツノサンゴ類の内部を生息場所とするなどの特徴があります。その型破りな生態から「カブキドウケツエビ(傾奇(かぶき)(歌舞伎(かぶき))洞穴蝦(どうけつえび))」と名付けました。
この研究成果は、2025年3月3日に国際学術雑誌Zootaxaで公開されました。

研究者

駒井 智幸(こまい ともゆき)県立中央博物館 地域連携課長兼研究課長

東地 拓生(ひがしぢ たくお)沖縄美ら海水族館魚類課

掲載誌・論文タイトル

掲載誌 『Zootaxa 5594 (3): 531-548』
論文タイトル A distinctive new species of spongicolid shrimp assigned to the genus Spongicola De Haan, 1844 (Decapoda: Stenopodidea) from the Ryukyu Islands, Japan.
URL Zootaxa外部サイトへのリンクhttps://doi.org/10.11646/zootaxa.5594.3.5

当館職員の役割

研究材料となったカブキドウケツエビ標本のDNA配列決定実験と系統解析、標本解剖・描画を含む形態学的な検討を行い、筆頭著者として論文原稿全体の執筆・投稿・審査対応を行いました。

発表内容の詳細・本件に関する問い合わせ先

発表内容の詳細・本件に関する問い合わせ先は、沖縄美ら海水族館発表資料をご確認ください。

沖縄美ら海水族館発表資料(PDF:531.8KB)

沖縄美ら海水族館ホームページ外部サイトへのリンク