全国の貴重な出土品が集結!文化庁合同特別展示「発掘された日本列島2024」
発表日:令和6年5月10日
(令和6年5月13日更新)
県立中央博物館
県立中央博物館(千葉市)では、文化庁との共催による巡回展「発掘された日本列島2024」を開催します。
今年度で30回目の開催となる本展では、調査研究の積み重ねによって明らかになった地域の個性豊かな歴史を物語る資料や、近年の発掘で注目を集めた遺跡で発見された資料など、全国各地の貴重な出土品約560点が一堂に会します。千葉県内での開催は16年ぶり4回目です。(令和6年5月13日修正しました)
当館のオリジナルコーナーでは、令和3年度に寄贈された千葉県指定有形文化財「半円方格帯神獣鏡(はんえんほうかくたいしんじゅうきょう)」(大多喜(おおたき) 台古墳群鏡(だいこふんぐんきょう))を初公開。県内各地の貴重な出土品とあわせて展示し、この鏡の歴史的な重要性について紹介します。
開催期間
令和6(2024)年6月8日 (土曜日)
から令和6(2024)年7月15日 (月曜日)
午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
月曜日休館(7月15日(月曜日・祝日)は祝日のため開館)
開催場所
内容
展示構成
土偶(北海道・美々(びび)4遺跡出土)
鶏形埴輪(群馬・赤堀茶臼山古墳(あかぼりちゃうすやまこふん)出土)
ベルギー産軟質磁器皿(埼玉・栗橋宿(くりはしじゅく)関連遺跡群出土)
個性豊かな地域の歴史を紹介! -我がまちが誇る遺跡-
北海道・今金町(いまかねちょう)、北海道・余市町(よいちちょう)、群馬県・藤岡市(ふじおかし)の3地域に焦点を当て、地道な調査研究の積み重ねにより近年明らかになってきた地域の歴史の魅力を紹介します。
全国の新発見、最新の研究成果を紹介! -新発見考古速報-
日本国内では、毎年約8000件もの発掘調査が行われています。その中でも近年、特に注目を集めた遺跡や、調査・研究の成果がまとめられた遺跡から出土した資料を紹介します。
中央博物館オリジナルコーナー 地域展「大多喜(おおたき) 台古墳群(だいこふんぐん)の鏡がうつし出す時代」
県立中央博物館でしか見られない特別コーナーとして、令和3年度に寄贈を受けた千葉県指定有形文化財「半円方格帯神獣鏡(はんえんほうかくたいしんじゅうきょう)」(「大多喜 台古墳群鏡」)を初公開します。また、この鏡がどのようなものか、いつ、どのような時代に房総にもたらされたのか、近年の研究成果と県内各地で発掘された資料をもとに紹介します。
国宝・埼玉稲荷山古墳の鏡と同じ文様を持つ半円方格帯神獣鏡(大多喜 台古墳群鏡)
(千葉県指定有形文化財、当館所蔵)
県内最新の鏡の報告例
市原市牛久石奈坂(うしくいしなざか)1号墳の鏡
(市原歴史博物館所蔵)
全国でわずか80数例しかない貴重な遺物
大多喜町横山1号墳の馬具
(早稲田大学會津八一記念博物館所蔵)
関連行事
講演会
関東考古学フェア遺跡発表会
6月22日(土曜日)
近年注目を集めた、関東地方における発掘調査の成果について紹介します。
大多喜 台古墳群鏡が語る歴史
7月6日(土曜日)
令和3年度に当館に寄贈された千葉県指定有形文化財「半円方格帯神獣鏡」。その歴史的な重要性について、専門家を招いて講演会を開催します。
講演者
辻田 淳一郎(つじた じゅんいちろう)(九州大学大学院人文科学研究院 教授)
山田 俊輔(やまだ しゅんすけ)(千葉大学大学院人文科学研究院 教授)
体験イベントなど
せっけんで古墳時代の鏡をつくろう
6月29日(土曜日)、7月13日(土曜日)
地域展の目玉資料「半円方格帯神獣鏡」とぴったり同じ文様のせっけんを作ります。
ミュージアムトーク(展示解説)
6月8日(土曜日)、6月16日(日曜日)から7月14日(日曜日)の毎週日曜日
費用
入館料 一般600円、高校・大学生300円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料
その他
主催 文化庁、県立中央博物館、千葉日報社、全国新聞社事業協議会
報道発表用記事