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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年3月28日

ページ番号:655987

千葉県立中央博物館所蔵の古典籍を国文学研究資料館でデジタル化・公開-122点295冊のデジタル画像が「国書データベース」で閲覧可能に-

発表日:令和6年3月28日
県立中央博物館

県立中央博物館(千葉市)所蔵の儒学に関する古典籍(江戸時代以前の書籍)「上総道学(かずさどうがく)関係資料」122点295冊が国文学研究資料館でデジタル化され、3月25日から「国書データベース」で公開されました。
公開された画像は、「国書データベース」で誰でも無料で見ることができます。これにより、近世房総で開花した学問「上総道学」の層の厚さを実感できるとともに、房総の近世史研究などがより一層進展することが期待されます。

本事業の経緯

当館と国文学研究資料館は、令和3年3月「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画におけるデータベース構築に関する覚書」を締結し、国文学研究資料館で当館が所蔵する「上総道学関係資料」のデジタル化を進めてきました。
「国書データベース」は、国内外の機関などが所蔵する古典籍などの書誌情報とその一部の高精細画像を一度に検索・利用できるデータベースで、国文学研究資料館が構築し、一般公開しています。

当館蔵「上総道学関係資料」について

この資料群は、近世中期に上総地方の農民の間で普及した「上総道学」に関する古典籍を主とする122点295冊で、その普及に貢献した儒学者・稲葉黙斎(いなばもくさい)(1732から1799)の著作や講義録の写本、先人儒学者らの業績をまとめた書籍などで構成されています。
武士の教学である儒教が農村に定着した珍しい事例として、房総の近世史研究、かつ日本儒学史研究の上で貴重な資料群で、当館が開館時から所有しており、その一部を常設展示室で展示しています。

資料の公開先

発表内容の詳細・本件に関する問い合わせ先

発表内容の詳細・本件に関する問い合わせ先は、以下の発表資料をご確認ください。

国文学研究資料館ホームページ外部サイトへのリンク

国文学研究資料館・千葉県立中央博物館共同発表資料(PDF:876.1KB)