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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年3月1日

ページ番号:645461

千葉県立中央博物館 春の展示「理科室のタイムマシン 学校標本」

発表日:令和6年3月1日
県立中央博物館

歴史のある学校の理科室・生物室には今でも古い剥製や標本が並んでいることがあり、これらの調査から、絶滅した生物や当時の生物分布などに関する新たな発見が次々に報告されています。
本展では、県内11校の高校などに保存されている貴重な古い剥製・標本約100点を展示し、これらの標本調査から得られた新たな知見や、標本を用いた学校教育の歴史をひもときます。

開催期間

令和6(2024)年3月9日 (土曜日) から令和6(2024)年5月12日 (日曜日) 午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
月曜日休館(月曜日が祝休日の場合は翌平日)

開催場所

名称 千葉県立中央博物館
住所 千葉県千葉市中央区青葉町955-2
電話 043-265-3111
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内容

 

旧制木更津中学校標本室(明治末期)旧制木更津中学校標本室(明治末期)

主な展示

教材に使われたアホウドリ、コウノトリ剥製

県立木更津高校に保存されている明治末期のアホウドリ、コウノトリの剥製。当時、動物の分類学の教材として使用されていた。
アホウドリとコウノトリの剥製アホウドリとコウノトリの剥製 県立木更津高校蔵

オットセイ剥製はDNA分析中

県立木更津高校に保存されている明治末期のオットセイの剥製。大阪で以前、オットセイの剥製とされていたものがニホンアシカであった事例があり、現在、木更津高校においてDNA分析により種を特定する試みが行われている。
オットセイの剥製オットセイの剥製 県立木更津高校蔵

絶滅したと思われていた植物の標本発見

海岸沿いに生える植物クジュウクリテンツキ。昭和32年を最後に発見がなく絶滅したと思われていたが、県立千葉高校の準備室から昭和49年に採取した標本が発見された。

なぜ千葉に?北海道で採集されたチョウザメの標本

県立大多喜高校に保存されているチョウザメの標本。採集場所は明治40年の北海道の石狩川で、北海道大学の前身である札幌農科大学の名が記されているが、入手の経緯や使用方法は不明である。
ミカドチョウザメの標本ミカドチョウザメの標本 県立大多喜高校蔵

鴨川で採集されたアメリカザリガニの標本

昭和17年に千葉県鴨川で採集されたアメリカザリガニの標本。昭和2年、食用ガエルの餌として鎌倉に導入されたアメリカザリガニが、わずか15年後には千葉県に定着していたことを示している。
アメリカザリガニの標本アメリカザリガニの標本 県立長狭高校蔵

トキの剥製

絶滅の危機にあるトキ。県立千葉高校に貴重な標本が保存されている。

貴重な標本を回収する

県立長生高校、東金高校、安房南高校から貴重な動植物の標本を回収した様子を写真パネルなどで紹介する。

関連行事

講座「理科室の標本が教えてくれた昔のこと」

県内各地の高校に残された古い標本からわかる昔の自然や学校生活について、担当学芸員が解説します。
講師 県立中央博物館 斎木健一(さいきけんいち) 主任上席研究員
日時 3月17日(日曜日)午後1時から3時
定員 150人(当日申込、先着順)
参加費 無料

講座「理科室標本の謎にせまる」

学校の古い標本を調べて見つかった数々の謎にせまります。
講師 県立中央博物館 斎木健一(さいきけんいち) 主任上席研究員
日時 5月6日(月曜日・休日)午後1時から2時30分
定員 150人(当日申込、先着順)
参加費 無料

ミュージアムトーク

担当学芸員による展示解説を行います。
日時 3月17日(日曜日)、24日(日曜日)、4月7日(日曜日)、21日(日曜日)
各日とも午前11時から11時30分、午後2時30分から3時
参加費 無料(別途入館料が必要です)

費用

入館料 一般300円、高校・大学生150円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料