駿河湾から新属・新種のカクレエビ類を発見-初記録!ウミユリ類のトリノアシに共生-
                                                                                            発表日:令和6年1月12日
 県立中央博物館
 
 
  
  
    県立中央博物館(千葉市)の駒井 智幸(こまい ともゆき) 動物学研究科長とサンシャイン水族館の研究グループは、静岡県駿河湾から、テナガエビ科カクレエビ類の新属・新種を発見しました。このエビは、深海に生息するウミユリの仲間トリノアシに付着していたことから、「トリノアシヤドリエビ」と名付けられました。トリノアシに共生する甲殻類は初めてで、学術的に非常に貴重な発見となります。 
  
 
  
    この研究成果は、2023年11月30日に国際学術雑誌Zootaxaで公開されました。 
  
 
   
  
 
 
 
 研究者
 
  駒井 智幸(こまい ともゆき)県立中央博物館 動物学研究科長 
 
 
 
   先山 広輝(さきやま ひろき)サンシャイン水族館飼育スタッフ 
 
 
 掲載誌・論文タイトル
 
  掲載誌 『Zootaxa 5380 (3): 227-246』 
 
 
  論文タイトル A new genus and new species of palaemonid shrimp (Decapoda: Caridea), 
 
 
 
   associated with the deep-sea crinoid Metacrinus rotundus (Echinodermata: Isocrinidae), from Suruga Bay, Japan 
 
 
 
   https://doi.org/10.11646/zootaxa.5380.3.2 
 
 
 当館職員の役割
 
 
   研究材料となったトリノアシヤドリエビ標本2個体のDNA実験と系統解析、標本解剖・描画を含む形態学的な検討を行い、筆頭著者として論文原稿全体の執筆・投稿・審査対応を行いました。 
 
 
 
     
 
 
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