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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年6月16日

ページ番号:27733

千葉県の地震被害想定調査結果について(平成28年5月)

発表日:平成28年5月19日

防災危機管理部防災政策課

県では、これまでも3回にわたり地震被害想定調査を実施し、地震防災対策に取り組んできたところですが、東日本大震災や国の地震被害想定調査などから得られた最新の科学的知見を踏まえ、平成26年度から新たに地震被害想定調査を進めてきました。

今回の調査は、県北西部直下での地震等を想定し、地震による揺れの強さ、建物全壊数、死傷者数などの被害の様相を明らかにし、地域防災計画の修正など、地震防災対策の基礎とするものです。

今後は、この調査結果をもとに、発生が危惧されている首都直下地震などに対する本県の防災・減災対策に努めてまいります。

1想定した地震

最新の科学的知見や過去の被害地震を踏まえ、次の地震による被害を想定しました。

想定地震 主な被害想定項目 マグニチュード 震源

千葉県北西部直下地震

揺れ・火災等被害

7.3

習志野市と千葉市の境界付近

深さ約50km

房総半島東方沖

日本海溝沿い地震

津波被害

8.2

いすみ市南東約75km

深さ約25km

2調査結果の概要

(1)千葉県北西部直下地震の揺れと主な被害

  1. 最大想定震度:震度6強(千葉市、習志野市他26市町)
  2. 液状化危険度:東京湾岸の埋立地を中心に液状化の可能性大
  3. 全壊・焼失建物数:約81,200棟
  4. 死者数:約2,100人
  5. 帰宅困難者数:約147万人(県内に約73万人、県外に約74万人)
  6. 避難者数:約80.6万人(最大)

(2)房総半島東方沖日本海溝沿い地震による津波の高さとおもな被害

  1. 最大津波高:約8.8m(銚子市)
  2. 建物被害:全壊棟数約2,900棟、半壊棟数約6,700棟
  3. 人的被害:死者数約5,600人(最大)

3今後の対応

  1. 調査結果を基に県の地震防災戦略や地域防災計画の修正に着手し、防災対策を強化します。
  2. 被害想定調査結果をまとめた「ちば地震被害想定のホームページ」を改訂するとともに、想定結果と地域の災害リスクや事前の備えなどを盛り込んだパンフレットを作成し、県民の自助力を促進します。
  3. 市町村に被害想定調査の詳細データを提供し、市町村防災計画の修正や地震ハザードマップの作成を促進するなど、地域防災力の向上を図ります。

4調査結果について

お住まいの地域に関する情報など、地震被害想定調査結果の詳細は「ちば地震被害想定のホームページ外部サイトへのリンク」をご覧ください。

お問い合わせ

所属課室:防災危機管理部防災対策課災害情報室

電話番号:043-223-3697

ファックス番号:043-222-1127

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