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更新日:令和8(2026)年10月16日

ページ番号:6960

ジャンボタニシ(和名:スクミリンゴガイ)被害防止対策

 農林水産部環境農業推進課 

九十九里地域を中心に県内各地で発生が確認されているジャンボタニシ(和名スクミリンゴガイ)は、田植後間もないイネの苗を食害し、収量を減少させることから問題となっています。
被害軽減や発生地域の拡大防止を図るためには、水田での防除対策に加え、発生源となる水路での対策や地域ぐるみの取組が重要です。県では令和2年度から地域が一体となった防除対策を支援しており、令和8年度からは「ジャンボタニシ被害低減対策事業(ほ場均平化による被害低減対策事業)」により、防除効果の高いほ場均平化を中心とした総合的な防除対策を推進しています。

1.ジャンボタニシ(和名スクミリンゴガイ)とは

南米原産の淡水巻貝の一種で、昭和50年代に養殖用に海外から導入されたものが、野生化し、イネを食害するようになった。県内では、昭和61年度に初めて野生化が確認された。
水田や水路で越冬し、春季に気温が上昇すると活動を始める。田植直後の苗を食害し、イネの茎や水路の壁などに濃桃色の卵を産む。一卵塊には約10から200個の卵がある。成貝は5センチメートル程度に成長する。

ジャンボタニシ

ジャンボタニシの卵塊

食害された水田

2.主な防除対策

【春】侵入防止

  • 水路で越冬した貝がほ場に侵入しないようネットや金網を取水口に設置し、貝の侵入を防ぐ。

【田植え時】食害防止

(1)早植え

  • ジャンボタニシは気温が上昇すると活動を始め、柔らかい小さい苗(4葉期まで)を食害する。
  • 移植時期を早め、苗を早期に大きくする。

(2)浅水管理

  • 水深が浅いと貝の活動が抑制されるため、田植後約3週間は水深を4cm以下(理想は1cm)に維持する。

(3)農薬散布

  • 水温があがり(15度以上)、貝が触角を出して活発に動いている姿を確認してから散布する。
  • 食害防止剤を施用している場合は殺貝剤も食べなくなるため、殺貝剤の散布は1週間程度間隔をあける。

【収穫時】コンバインによる凸凹の防止

  • 収穫時に角で急な切り返しを繰り返すと、圃場に高低差ができ、低い部分にジャンボタニシの被害が集中する。
  • 凸凹を作らないよう穏やかな切り返しを行う。※詳細は防除対策チラシに記載。

【秋・冬】越冬防止

(1)冬期の耕うん

  • 冬期に田を耕うんして貝を破砕するとともに、寒気にさらして死滅させる。
  • 回転速度PTO2、時速1.4キロメートル以下で耕うんすることで、殺貝効果が上がる。

  • 耕うん回数を重ねるごとに生存貝率は低下する。

(2)水路の泥上げ

  • 常に水や泥がある水路は冬でもあたたかく、越冬場所となる。
  • 1月から2月に水路の泥上げを行い、掘り上げた泥を薄く広げて貝を寒風にさらす、又は潰すなどして、越冬している貝を駆除する。

(3)レーザーレベラーなどによる均平化

  • 冬期にレーザーレベラー等を用いてほ場を均平にすることで、浅水管理を効果的に実施できる。
  • 肥料や除草剤の効きが均一になり、生育が揃うので作業効率が上がる。

 

浅水管理

冬期の耕うん

レーザーレベラーによる均平化

3.ジャンボタニシ被害低減対策事業(ほ場均平化による被害低減対策事業)(令和8年度から)

ジャンボタニシの防除には、ほ場を均平化した上で浅水管理を実施することが特に効果的である。

このため、環境農業推進課では、レーザーレベラーによるほ場均平化を中核として、浅水管理、農薬による食害防止、取水口への網の設置など、複数の防除手段を組み合わせた総合的な防除対策に取り組む地域を支援している。

(1)実施主体

  • 地域防除対策協議会
地域防除対策協議会は、農家組合、水稲生産組織、農業協同組合、市町村等で構成するものとする。
要件を満たす場合は、既存の団体を活用することも、新たに協議会を設立することも可能である。

(2)補助要件

  • 原則として、2ha以上の防除対策推進ほ場を設置すること。

※2haに満たない場合であっても、早急に対策を講じなければ発生が拡大するおそれがある場合は、地域の状況に応じて補助対象となることがある。

  • ほ場の均平化と併せて、複数の防除手段を組み合わせた総合的な防除対策を検討し、実施すること。
  • 防除対策推進ほ場を設置し、防除効果を確認すること。
  • 講習会や現地検討会等の開催、防除効果の検証、防除対策資料の作成等に取り組むこと。

(3)補助内容

  • レーザーレベラーを所有しない農業者が委託により実施する均平作業(10aあたり15,000円以内)
事業の活用を希望する場合は、ほ場が所在する市町村又は最寄りの農業事務所に相談すること。

4.防除対策資料

ジャンボタニシの被害を防ぐためには、田植え後の浅水管理や農薬散布だけでなく、取水口へのネットの設置、冬期耕うん、水路の泥上げ、ほ場の均平化など、年間を通じて複数の対策を組み合わせることが重要である。

防除対策チラシ

防除対策ポスター

お問い合わせ

所属課室:農林水産部環境農業推進課肥料・農薬班

電話番号:043-223-2888

ファックス番号:043-201-2623

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