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更新日:令和3(2021)年4月21日
ページ番号:1035
猫にとって、屋外は交通事故、ウイルスや細菌などの感染症、さらには猫同士のケンカなど危険がいっぱいです。また、糞をしたり、鳴き声をあげるなど、猫にとっては当たり前の行動が、他人の迷惑となって近隣トラブルに発展することもあります。猫を屋内で飼えばこれらのことを防ぐことができます。猫の習性をよく理解し、環境を整えれば、屋内飼育は十分可能です。
人とねこの共生ガイドライン概要版【千葉県健康福祉部衛生指導課発行】
「宣誓!無責任飼い主0(ゼロ)宣言!!」【平成26年9月環境省発行】
交通事故や感染症、猫同士のケンカ、迷子などを防止できます。
望まない妊娠(不妊去勢をしていない場合)、不幸な命の発生を防止できます。
庭やゴミ荒らし・糞尿・鳴き声など、周辺への迷惑を防止できます。
「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」(平成27年4月1日施行)で、飼い猫の屋内飼育について以下のように規定されました。
【関連ページ】千葉県動物の愛護及び管理に関する条例
(猫の所有者等の遵守事項)第十三条猫の所有者又は占有者は、その猫の健康及び安全を保持し、並びに周辺の生活環境の保全上の支障を生じさせないようにするため、その猫を屋内で飼育し、又は保管するように努めなければならない。
猫は交尾排卵動物ですので、不妊去勢手術をせずに屋外飼育すると(野良猫も同様)、頻回に繁殖することが可能であり、1年間で延べ20頭以上も出産できます。繁殖を望まないのであれば、万が一の屋外への脱走も考えて、不妊去勢手術を行いましょう。
猫はきれい好きで、砂の上に排泄した後に埋めて隠します。大きめの容器(体格の1.5倍以上が適当)に砂を入れて「猫用トイレ」とし、1日1回は砂の交換などの掃除をしましょう。
安心して暮らすための狭いテリトリーと狩り・繁殖のための広いテリトリーがあります。これらの範囲に、猫自身の存在感を示すためにする行為(尿スプレー)がマーキングであり、屋内飼育の猫でもみられることがあります。
古い爪をはがすため・ニオイ付けのため・ストレス解消のため、といわれており、猫にとって欠かせない習性です。居室で猫を自由にさせていると、柱や畳などをダメにしてしまうこともあるでしょう。
屋内飼育でも、外への脱走・いたずら・災害時など、不安が伴うものです。
猫は暇さえあれば身体をなめて、毛づくろいをします。抜け毛や付着したゴミをきれいにする他、体温調節やリラックスの目的があるといわれています。飲み込んだ抜け毛は、便と一緒に排泄されるか、毛玉として吐き出されるのが、正常な反応です。しかし、これを排出できずに体内でたまってしまうと、便秘・食欲不振などを引き起こしかねません。この際は、動物病院の受診が必要です。
猫の毛は濡れると乾きにくく、体温を奪われてしまいます。基本的に寒さが苦手な猫にとって、濡れることは嫌いなことが多いです。
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