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更新日:令和5(2023)年7月31日

ページ番号:16990

東京外かく環状道路連絡協議会第11回環境保全専門部会

1.開催日

平成18年3月23日(木曜日)14時00分~16時00分

2.開催場所

千葉県本庁舎5階大会議室

3.議事内容

(1)事業の取り組み状況について
(2)環境保全対策について

ア)環境保全への取り組みに関する基本的な考え方
イ)都市計画決定権者の見解のフォローアップ(注)
ウ)環境保全対策の状況について

1.二酸化窒素の推移(S63~H16)
2.浮遊粒子状物質の推移(S63~H16)
3.浮遊粒子状物質の現況調査結果及び予測について
4.小塚山地区における工事等の状況について
5.クロマツ試験移植の状況について
6.地下水対策の検討状況について
7.(参考)一般国道298号東京外かく環状道路(千葉県区間)事業再評価について
8.(参考)高谷地区モニタリング調査(経過報告)について

(3)その他

(注)環境影響評価書に記載されている環境保全対策が事業の実施に際して適切に行われ、
内容が妥当なものであるかを確認すること。

4.検討調整結果

事業者から説明された内容については了承された。

5.主な質疑・意見

質疑・意見1

環境保全空間のモデル道路が、地域の市民の声が反映された形で三矢小台地区に整備されたことに感謝する。
また、一般部の優先整備により平成19年度に国道6号線から市川松戸線間を供用すると聞いているが、全線開通までの間も、特に生活環境面に関する市民から出される要望に対しては十分な配慮を願いたい。SPMの予測については、どのような見通しか。

事業者回答1

環境影響評価に際して、「今後SPM、DEPの研究事例の収集を行い、SPMの予測・評価の実施について調査研究に取り組む。」としている。
事業者としては、平成12年7月からの四季において、事業予定地の周辺でのSPMの現地調査を実施し、その調査結果を平成14年1月に公表している。
また、平成13年10月からの四季においても、市川市の京葉道路、及び湾岸道路におけるSPMの現況調査を行い、平成15年3月にその調査結果について公表した。
その後、千葉県において施行された「千葉県ディーゼル条例」やその他各種環境施策の実施に伴い、SPMに関する現況値に変化が生じたため、平成17年冬季から四季観測を行った。
SPMの予測については、今回実施した現況調査の結果を踏まえ、バックグラウンド濃度やその他の予測条件等の整理を行ったうえで、外かんの供用に伴う各種対策と併せて検討を進めてまいりたい。

質疑・意見2

SPMは、年間で夏期と冬期にピークを持つ。冬期は、概ね12月がピークとなることから冬期の調査は一般的には12月に行われることが望ましいと考える。

事業者回答2

調査時期は、本事業の環境影響評価の際の調査時期と合わせたものである。今回の調査結果の取扱いや予測については、指摘の点も含め、今後、相談したい。

質疑・意見3

事業再評価については、10年を経過して継続中の事業が対象ということであるが、本事業は、H17年度に10年を迎えることから、まだ、10年を経過していないということか。
今後、明らかに10年を経過する事業については、早めに事業再評価を行うことがあるか。

事業者回答3

事業再評価の実施時期については、実施要領により10年目の年度末までに実施することと規定されており、外かん千葉県区間については都市計画変更決定から10年を迎えた平成17年度が再評価の実施年度となり、再評価を行っている。

質疑・意見4

廃棄物処理法が改正されたことから、市川市高谷地区については、その対応等を今後とも事前に協議いただきたい。

事業者回答4

事業者としては、当該地域内での工事の施工に万全を期するため、専門知識、経験を有する学識経験者、研究者等により構成する「高谷地区地盤改良に関する技術検討会」を設置し、施工の際に周辺の生活環境に影響を与えないような施工法を検討し、現在、この技術検討委員会の検討結果、最終報告の提言内容を踏まえ、適切な対策工法を採用するとともに、周辺環境への影響をモニタリングしながら、工事を進めており、当部会でも逐次検討結果やモニタリングの状況について、報告・説明を行ってきたところである。
廃棄物処理法の改正に伴う対応については、これまでの協議を引き続き行い、適切に対応してまいりたい。

質疑・意見5

日本道路公団の民営化に併せ、全国的にコスト削減の検討がなされ、本路線についてもコスト削減が公表されている。
インターチェンジの計画などは都市計画に大きな影響があり、また、環境対策も重要であるので、これらに見直しはあったのか確認したい。

事業者回答5

昨年10月、日本道路公団から分割民営化し、東日本高速道路株式会社となり、また、コスト縮減の検討も行ってきた。
東京外かん千葉県区間のコスト削減の主な項目は、半地下構造が約9km連続するので、防災計画検討委員会を設置し、その中で半地下構造における避難誘導の検討を行った結果、避難路の構造の見直しとなったことや京葉ジャンクションを段階施工としたことなどである。
避難路の構造の見直しでは、当初の事業幅内に収める計画であり、また、京葉ジャンクションについては、段階的に施工していくということであり、コスト縮減により都市計画に影響が及ぶことはないと考えている。
また、コスト縮減項目に環境対策に関するものはない。

要望1

東京外かく環状道路は、首都圏の三環状道路の一翼を担う道路であり、本県においては、東葛飾、葛南地域の慢性的な混雑緩和や道路環境の改善に資するとともに、市川、松戸両市の安全で快適なまちづくりなどを進める上で大きな役割を果たす重要な道路である。
今後とも事業者に協力し、環境に配慮しながら、円滑な事業促進が図られるよう努めていきたい。
本部会でも、残る課題を引き続き検討し、適切に環境保全対策が実施され、地権者や地元住民の理解と協力を得ながら事業が一層促進されるよう事業者の更なる努力と本部会員の協力を併せてお願いしたい。

要望2

騒音について、環境基準を達成できるかが目安とはなるが、現在の状況に対してどれだけのギャップが生じるかということを、今後とも住民の立場で考慮していただきたい。

要望3

環境の問題は地元にとって大きな問題であるので、現時点でまだ確定していない環境保全対策や検討中の課題等については、地元の意向を十分に把握され、関係機関との連携を密にしながら、引き続きご検討いただき、方向性が出たところで説明いただきたい。
また、これから本格化する一般部の一部区間の先行整備と供用についての環境対策についても十分な対応をお願いする。

お問い合わせ

所属課室:県土整備部都市計画課都市計画班

電話番号:043-223-3376

ファックス番号:043-222-7844

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