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更新日:令和4(2022)年5月31日

ページ番号:309553

千葉高架水槽の登録有形文化財(建造物)登録について

「千葉県水道局千葉高架水槽」(当時)が、平成19年7月31日に登録有形文化財(建造物)として登録されました。

登録有形文化財(建造物)の登録は、県内の水道施設としては初めて、県有施設としては,千葉県立佐倉高等学校記念館(平成17年登録)に次いで2施設目となります。

この千葉高架水槽は、すでに平成15年度に土木学会選奨土木遺産にも認定されております。

【登録内容】

  • (名称)千葉県水道局千葉高架水槽
  • (登録年月日)平成19年7月31日(平成19年8月13日官報告示)
  • (構造及び形式)鉄筋コンクリート造、高さ30メートル、面積199平方メートル、階段付
  • (所在地)千葉市中央区矢作町670

登録有形文化財とは

登録有形文化財の制度は、平成8年10月の文化財保護法の一部改正時に、新たに制度化されたものです。
これは、歴史的な価値を持ちながら、都市開発や生活様式の変化などで消失の危機にある多くの建造物等を保護し,活用しながら後世に継承していくことを目的としています。

文化財登録(建造物)の基準

築後50年を経過している建造物で、下記にあてはまるような場合

  • (1)国土の歴史的景観に寄与しているもの
    (特別な愛称などで広く親しまれている場合、その土地を知るのに役立つ場合等)
  • (2)造形の規範となっているもの
    (デザインが優れている場合、時代や建造物の種類の特徴を示す場合等)
  • (3)再現することが容易でないもの
    (優れた技術や技能が用いられている場合、現在では珍しくなった技術や技能が用いられている場合等)

※千葉高架水槽は、上記(1)に該当する施設として登録されました。

千葉高架水槽正面(北側)

背面(南側)

コーニス風(※)の装飾

施設の概要

千葉高架水槽は、県営水道創設事業の中で、「千葉県水道事務所千葉水源工場(現:誉田給水場千葉分場)」の付帯施設として建設されました。その形状は、他の配水塔(給水塔)には見られない特徴(全国的にも稀な多角形(正12角形)構造、バルコニー下部のコーニス風(※)の装飾等)があります。完成後80年が経過した現在でも、現役の水道施設として千葉市の一部に給水しています。

※コーニス・・・洋風建築の軒・壁の頂部,階と階の区切りなどを取り巻く帯状の装飾

  • 所在地:千葉市中央区矢作町670
    (千葉県企業局誉田給水場千葉分場内)
  • 竣工:昭和12年2月
  • 高さ:30m(5階建)
  • 内径:11m(貯水容量475立方メートル)

完成当時の千葉高架水槽(右)と配水池(左)
(昭和12年頃)

千葉高架水槽についてのお問い合わせ先

千葉県企業局水道部浄水課043-211-8672
千葉県企業局誉田給水場043-291-0018

お問い合わせ

所属課室:水道部浄水課浄水管理班

電話番号:043-211-8683

ファックス番号:043-274-9805

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