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更新日:令和7(2025)年12月25日

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鴨川市内における大規模太陽光発電施設計画に関する有識者会議委員による現地確認の結果について

1.実施目的 

有識者会議の委員に現地の状況を確認してもらうことで、今後の検討過程における適切な議論を図るため。

2.実施日

令和7年12月23日(火曜日)

3.実施場所

  1. 現地での現地確認:大規模太陽光発電施設設置予定地内等
  2. 事前撮影映像による現地確認(県による現地状況説明)等:鴨川市役所400会議室

4.出席者

(1)鴨川市内における大規模太陽光発電施設計画に関する有識者会議委員

 

釜井 俊孝(京都大学 名誉教授、防災・地すべり)

菊地 友則(千葉大学 准教授、環境)

鈴木 庸夫(千葉大学 名誉教授、行政法)

橘 隆一(東京農業大学 教授、森林)

中井 検裕(東京科学大学 名誉教授、国土計画・都市計画)

増川 武昭(太陽光発電協会(JPEA) 事務局長、太陽光発電)

(大谷益代委員、若井 明彦委員は所用により欠席)

(2)県

総務部長、県土整備部長、農林水産部次長 ほか

(上記部のほか、環境生活部、商工労働部の職員が出席) 

(3)鴨川市

副市長、市民福祉部長、建設経済部長 ほか

5.会議の概要

(1)現地確認等の概要

1 現地での現地確認(二班に班分けし実施)

A班(釜井委員、菊池委員、橘委員)

計画地内の尾根上を踏査し、地形・土質・許可条件違反伐採の状況などを確認。

B班(鈴木委員、中井委員、増川委員)

嶺岡林道等から計画地を遠望し、現地の状況を確認

2 事前撮影映像による現地確認(県による現地状況説明)

上空から俯瞰した計画地の状況や現地での現地確認では確認できない渓流部の状況などついて、事前撮影映像で確認。

(2)第1回会議での質問事項等に対する説明

景観に係る対応や地質情報などについて、別添資料により説明を行った。

(3) 委員からの主な発言(現地確認等終了後の意見交換における委員発言)

(災害リスクの視点から)

  • 盛土に当たりパイプフローなど地下水の状態や尾根上にあるスレーキングした砂岩泥岩、表層の下にある硬い岩盤などの状況にしっかりと留意していく必要がある。
  • 大規模な事業であるからこそ、工程をしっかりとしていくことがポイントだと考える
  • 安全性を考えるには、段階的に実施していくことも考えられる。

(林地開発・残置森林の復旧の視点から)

  • キョンやニホンジカの影響と思われるが、森林内の下層植生はあまり見られず、いい状況ではない。獣害対策が視点としては重要なポイントとなる。
  • 今後の残置森林の復旧に当たっては、緑化技術指針に則って進めるのがひとつの考え方のベース。
  • 土壌がなくても生えやすい肥料木を中心に導入してはどうか。
  • 表土が薄く、かつ、かなり崩れやすい地質であることを踏まえると、場所によっては、表面を安定化した上での植生回復が必要となるのではないか。
  • 高い強度の降雨頻度が高い状態が恒常化しているので、気象条件も加味しないと復旧が難しい。

(環境面について)

  • 地形を変えることにより環境への影響があるため、保全の仕方を考える必要がある。

(その他)

  • 規模が大きいので、行政がしっかりと指導・管理していく必要がある。
  • 大規模であるからこそ地域との共生を考える必要がある。
  • 景観への市民の関心が高く、モンタージュシミュレーションを行うことを検討してはどうか。

6.次回の予定

現地確認を踏まえた各委員の意見等を事務局で取りまとめのうえ、第二回会議を開催することとした。

7.資料

説明資料1(地質の状況)(PDF:3,529.8KB)
※ファイルサイズが大きいため、閲覧の際はご注意ください。

説明資料2(千葉県の景観の取組)(PDF:1,301.8KB)

説明資料3(鴨川メガソーラーに係る林地開発における景観への影響の緩和について)(PDF:92.3KB)

お問い合わせ

所属課室:総務部総務課

電話番号:043-223-2049

ファックス番号:043-225-1904

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