成田空港におけるヒアリの確認について
発表日:平成30年7月31日
千葉県環境生活部自然保護課
電話:043-223-2059
平成30年7月29日(日曜日)に成田空港で発見されたアリが、7月31日(火曜日)に特定外来生物であるヒアリと確認され、環境省により別紙のとおり報道発表されましたのでお知らせします。本県におけるヒアリの確認はこれが初めてです。
県では、今後、環境省等が実施する調査等に協力するとともに、引き続き、県ホームページ等を通じて、ヒアリに関連する情報や刺された場合の対処法等について、県民や関係者等へ注意喚起していきます。
(参考)ヒアリについて
1 生態について
- (1)原産地:南米
- (2)侵入状況:米国をはじめ、中国や台湾など環太平洋諸国に分布が急速に拡がっている。日本では、現在、未定着。
- (3)亜熱帯~暖温帯に生息し、草地など比較的開けた環境を好む。土で直径25~60cm、高さ15~50cmのドーム状のアリ塚を作る。雑食性で、節足動物、小型脊椎動物、樹液、花蜜などを餌とする。
2 懸念される影響
- (1)生態系にかかわる影響:他種のアリと競合し駆逐するおそれがある。極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し捕食することが知られ、鳥類の営巣・雛の生育に影響を及ぼした例もある。
- (2)農林水産業にかかわる影響:牛、馬、鶏など家畜への死傷被害
- (3)人体に関わる被害:刺されると、アルカロイド系の強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸等の症状が引き起こされる。また、アレルギー性のショックを起こすことがある。
- 〔環境省ホームページ等より〕
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報道発表用記事