ここから本文です。

更新日:平成28(2016)年10月27日

梅毒患者が増えています

梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等により梅毒トレポネーマという病原菌が体内に入ることで感染します。

病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。
早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に症状がなくなったり、弱くなりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

梅毒の発生状況

2015年の全国の梅毒報告数は、1999年に感染症法が改正されて以来、初めて2000件を超えましたが、2016年9月14日現在、すでにその報告数を超えています。特に近年は、女性患者が急増しています。

 

梅毒

千葉県の梅毒報告数についても、2016年9月14日現在、83件と2015年(80件)を上回っています。

千葉県の梅毒

症状

感染したあと、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。

第I期:感染後約3週間
初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は消えることがあります。
しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、進行していきますので、感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査が勧められます。

第II期:感染後数か月
治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。
発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。

アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。

晩期顕性梅毒(感染後数年)
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。
現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。

また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。

感染予防

感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。

皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診しましょう。

検査と治療

梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。

千葉県の健康福祉センター(保健所)では、匿名/無料で検査を受けることができます。

症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

梅毒の感染がわかった場合は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

また、症状が消えても医師の指示に従い、完治するまでしっかりと治療をしましょう。

治療が終了しても再感染することがありますので、パートナーの治療やコンドームの使用など、注意が必要です。

梅毒予防啓発ポスターを作成しました

「御存知でしたか?近年梅毒感染者が増加していることを!」(PDF:2,513KB)

関連リンク

梅毒の検査情報(千葉県内のエイズ等相談・検査について)

性感染症とエイズ

千葉県結核・感染症週報2016年第29週

性感染症の予防啓発活動について(厚生労働省ホームページ)外部サイトへのリンク

梅毒に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)外部サイトへのリンク

梅毒(国立感染症研究所ホームページ)外部サイトへのリンク

感染症法に基づく医師の届出(梅毒)について(厚生労働省ホームページ)外部サイトへのリンク

 

よくある質問

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課感染症予防班  

電話番号:043-223-2691

ファックス番号:043-224-8910

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?