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食物アレルギーを理解するために＜3＞

 
実は、こうなるまでには、賢いキツネたちの努力がありました。

キツネは、最初から、自分たちが、怪しまれやすい姿・かたちをしていることを知っていました。
それで、ずきんなどをかぶって来たのですが、かえって青いナイトからマークされてしまいました。

それでも、キツネの使節団は、どうしても、姫に卵を食べて欲しくて、
姫の好物となることを願って、何度も卵をお城に届けてみたのでした。

賢いキツネたちは、最初から、卵が大事であることを知っています。
おいしいお料理やお菓子には、卵は欠かせません。
そして、キツネたちは、姫が卵を食べないでいると、卵の他にも、食べられないものが増えてしまう
ことを心配しました。
そして、お城の門まで、何度も足を運べば、中へ入れてもらえるようになると、信じていました。
キツネたちの予想どおり、お城の中の人たちは、変わっていきました。

姫は、青いナイトが、キツネの使節団を追い払うのを知っていたので、卵を食べるのが心配でした。
でも、ナイトたちと、キツネの使節団とが、仲良くなっていく様子をみていました。
そして、ナイトたちが見守ってくれているので、姫の心配は消えていきました。
今、姫は、皆が見守ってくれる中、安心して卵を食べました。

姫がおいしく卵を食べられれば、もう、心配はありません。
その後、姫の食卓は、卵焼き、オムレツ、プリンなどが並び、とても豊かになりました。




青いナイトも、オレンジナイトも、喜びました。
ナイトたちは、怪しいものと、安心なものについて、たくさん、学ぶことができました。
ナイトたちの連携は、ますます強まりました。

その後も、オレンジナイト、青いナイト、金色ナイトは、協力して、お城の中を廻りました。
城の入り口でのチェックも、有効にすばやくできるようになりました。
青いナイトのやりすぎもなくなりました。
そして、お姫様は、美しく成長しました。
めでたし、めでたしです。

 

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