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更新日:令和5(2023)年2月15日
ページ番号:9316
県土の三分の一を占める「ちばの森林」は、災害の防止、二酸化炭素の吸収、水源のかん養をはじめ、豊かな環境の保全や木材資源の供給など、多面的な機能の発揮を通じてその恩恵を広く県民生活全体にもたらしています。
このような、森林の多様な機能を高度に発揮させ、県民が共有する大切な「緑の社会資本」として次代に引き継ぐため、県では「森林の保全と総合利用」に取り組んでいます。
森林の面積は、県面積の約3分の1を占める148,328ヘクタールで、蓄積(木材の材積)は26,333千立方メートルです。
森林面積は年々減少しており、過去5年間では8,921ヘクタール(5.7%)減少しました。(図1)
※ 森林面積の減少分のうち、6,661ヘクタールについては、令和3年度の森林簿見直し(面積集計方法の変更)によるものです。
図1_総森林面積の推移 |
千葉県の森林率は28.8%で、全国の森林率(66.3%)の半分以下です。
地区別の森林率は、夷隅・安房地区でいずれも50%を超えていますが、北総地区では低く、特に人口が集中している東葛飾地区が5.2%と低くなっています。
森林の所有形態別の面積は、私有林が最も多く135,619ヘクタール(91.4%)、国有林7,754ヘクタール(5.2%)、県有林3,912ヘクタール(2.6%)、市町村有林・財産区有林1,043ヘクタール(0.7%)です。この構成割合にはほとんど変化はありません。(図2)
図2、森林現況の面積割合 |
林種別には、人工林が49,497ヘクタール(33.4%)、天然林が76,769ヘクタール(51.8%)、竹林10,338ヘクタール(7.0%)、その他11,724ヘクタール(7.9%)です。千葉の南部に分布する天然林の大部分はシイ、カシなどの常緑樹で、北部ではコナラなどの落葉広葉樹が主体です。
地域森林計画対象民有林(137,565ヘクタール)における人工林の面積は43,467ヘクタールであり、その樹種構成は、スギがもっとも多く82.9%、以下ヒノキ12.1%です。(図3)
図3、人工林の樹種別構成 |
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