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更新日:平成23(2011)年12月1日
本県の松林は、約3,400haあります。森林面積の約2%とわずかですが、県民の生活環境の保全等公益的機能を発揮しています。
特に、本県には約500kmの海岸線があり、そのほぼ全域にわたりクロマツが植栽されています。
県北東部から県南東部に位置する九十九里浜一帯にある松林は、人家や農地等を潮風や飛砂の害から守っており、県土の保全上極めて重要な機能を果たしています。
また、県南部にある松林は、防風及び潮害防備の機能のほか、南房総国定公園の一環を形成し、風致景観上欠くことのできないものとなっています。
さらに、県北部にある松林は、土地利用の高度化が進む中で生活環境の保全に大きな役割を果たしています。
九十九里海岸の松林

この大切なマツが、毎年、松くい虫被害により枯れています。
県内の松くい虫による被害は、君津市で確認されてから各地に拡大し、昭和56年度には被害量が6万7千立方メートルにまで達しました。
その後、各種防除対策を実施してきた結果、被害量は徐々に減少し、平成19年度までは毎年4~5千立方メートルの被害で落ち着いていましたが、平成20年度から九十九里海岸地域を中心に再び被害量が増加し、平成22年度には約8千8百立方メートルの被害が発生しました。
松枯れの原因は、マツノザイセンチュウという体長1mmにも満たない小さな線虫です。この線虫を健全なマツに運んで、被害を拡大させているのがマツノマダラカミキリです。マツノザイセンチュウとマツノマダラカミキリを総称して「松くい虫」と呼んでいます。
県や市町村は、保安林などの公益的機能の高い松林を中心に被害対策を行っています。具体的には、マツノマダラカミキリの羽化時期に行う薬剤の地上散布と、枯れた松の中にいるマツノマダラカミキリを被害材ごと破砕(チップ化)する被害木駆除です。これらの他にもマツノザイセンチュウの増殖を防ぐ薬剤の樹幹注入や松くい虫抵抗性の高い松の苗木を植栽しています。
松くい虫の被害のしくみ
(林野庁のホームページにリンクしています。)
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