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更新日:令和5(2023)年6月20日

ページ番号:17525

3.業務施設集積地区の区域及び整備の方針に関する事項(1)業務施設集積地区の区域

(1)業務施設集積地区の区域

かずさアカデミアパーク地区

地区名

かずさアカデミアパーク地区

位置

木更津市かずさ鎌足一・二・三丁目、君津市かずさ小糸の区域

面積

278ha(うち、君津市62ha)

区域設定の理由

当地区は、首都圏整備計画において、生物資源保存供給施設の整備を推進するとともに、かずさDNA研究所等をいかしたバイオ関連等の新産業の集積を図ることとされている地区である。千葉新産業三角構想においては、幕張新都心、成田国際空港都市とともにかずさアカデミアパークを加えた三つの基幹プロジェクトを柱に21世紀に向けた新しい千葉県づくりを目指すこととされており、新世紀ちば5か年計画においても、地域内外の研究開発機能や産業集積との連携を促進しながら、DNA研究の推進やバイオ関連産業等の誘致、インキュベーション機能の強化等を図り、21世紀をリードする国際的な研究開発拠点としての整備を進めることとされている。これまでに、その先導となるかずさDNA研究所、かずさアカデミアセンターのほか、生物遺伝資源保存施設及び生物遺伝資源開発施設が整備されており、これら施設の周辺にはバイオ関連産業を中心とする研究機能や生産機能の集積が進んでいる。また、東京湾アクアライン及び東関東自動車道館山線等により、東京都心部、羽田空港、成田空港からの利便性が著しく向上している。

木更津都心地区

地区名

木更津都心地区

位置

別表1に揚げる区域及び別表2に揚げる埋立計画水域

面積

195ha(公有水面を除く)

区域設定の理由

木更津市は、古くは県庁が置かれたこともあって、近隣の商業・物流の拠点として形成されてきており、現在も千葉南地域における中核的な都市として商業機能をはじめ、金融・流通・教育・医療等の各分野における広域的な都市機能を有している。東日本旅客鉄道内房線及び久留里線のほか、一般国道16号、一般国道409号等により、東京・千葉・川崎及び周辺地域を結んでおり、当地区には、既存機能の多くが集積しており、都市の中心として諸機能の一層の集積を図るべき地区である。また、木更津港湾計画においては、吾妻地区について公有水面の埋立てにより親水空間及び海洋性レクリエーションの場を形成することとされている。

(2)業務施設集積地区の整備の方針

(1)かずさアカデミアパーク地区

(a)地区整備の目的

房総丘陵の恵まれた自然環境を最大限生かした新しい国際水準の研究開発拠点の形成を核として、学術機能、生産機能、コンベンション機能等高次複合機能を有し、諸機能の都区部からの分散に寄与する都市拠点の形成を目指す。

また、当地区においては、研究開発系の機能の導入整備を図ることとするが、これらの機能の導入整備に対応した居住機能を木更津市を中心に君津市等に配置することとし、職住近接型のアメニティ豊かな住宅・宅地の供給を確保する。

(b)導入・整備すべき機能

人間と自然との共生を図るため上総丘陵の微地形を活かしたクラスター型開発を採用し、研究所用地で4~11ha、研究開発型工場用地で2~10haの分割利用可能な区画敷地に、公的研究施設、民間研究施設、研究開発型工場、都市的サービスを提供する施設等を設置・誘致し、研究開発機能、研究開発型生産機能の整備促進を図る。

(C)機能の配置及び整備の方針

我が国のバイオサイエンス及びバイオテクノロジーの研究拠点、国際的研究交流の拠点、県内産業の振興を図る研究所を基本理念に、生命科学の根幹をなすDNAを研究テーマとする先導的施設「かずさDNA研究所」については、付属施設として「かずさDNA研究所バイオ共同研究開発センター」を設置し、これまでの研究成果を産業化・実用化につなげるための大学・企業等との共同研究を促進する。また、立地する研究所に対する都市的サービス、研究開発情報の提供及びスポーツ等を通じた交流の場として先導的に整備した「かずさアカデミアセンター」については、国際会議観光都市木更津市の中核的コンベンション施設として機能の充実を図る。併せて、都市再生プロジェクト「東京圏におけるゲノム科学の国際拠点形成」との政策的連携を図りつつ、これらの先導的施設と密接に関連する民間研究施設等の誘致により、業務施設集積地区を形成する。

(d)公共施設等の整備方針

当地区においては、豊かな自然景観を積極的に評価し、電線の地中化等による都市としての景観との調和に十分配慮した基盤整備が完成していることから、公共施設及び民間施設についても壁面後退、沿道緑化、緑地率の確保、建築物の形態・意匠・色彩等について地区計画の決定及びかずさアカデミアパーク景観形成誘導指針による規制、誘導などによって本地区にふさわしい景観を形成し、快適性の高い研究環境の形成に努める。

(2)木更津都心地区

(a)地区整備の目的

房総半島中央部における南北及び内陸部を結ぶ鉄道の結節点である木更津駅、多機能化が計画されている木更津港、さらに従来から地域の中核として発展してきた知識・経験を生かして、商業・業務機能の導入整備とこれに対応した居住機能の整備を図ることにより、豊かさを実感する市民生活の実現を図りつつ、木更津業務核都市の中心地区として整備することにより、千葉南地域の均衝ある発展と自立性の向上を目指す。

(b)導入・整備すべき機能

既存の商業等の集積を背景に千葉南地域の中心地区として、商業・業務機能・文化機能、レクリエーション機能の導入整備を図るとともに、情報処理、対事業所サービス等の都市型産業の育成に努め魅力ある都心として必要な高次な諸機能の導入整備を図る。

(C)機能の配置及び整備の方針

東京への一極集中が著しい文化・情報機能の一部を担う高次都市サービス施設を整備し、千葉南地域及び千葉県全体の自立性を高めるとともに、多様化する余暇需要に応えるため、木更津港吾妻地区に海洋性レクリエーション施設を整備する。

(d)公共施設等の整備方針

東西市街地の連携を強化するため、東日本旅客鉄道木更津駅付近の連続立体交差化を図り、都心地区の通過交通を排除するため、環状道路等の整備を推進する。また、港を訪れる人々に水辺や緑の中で自然と触れ合える場を提供するため、親水緑地を整備する。さらに、経済・産業の高度化・高質化を図り豊かな住民生活を達成するため、都市型CATV、高度な交通情報提供システムの整備等を図る。

(3)業務施設集積地区の機能分担の方向

かずさアカデミアパーク地区は、国際的水準の研究開発機能拠点、人や情報の交流拠点として首都圏の諸機能の再配置に寄与する機能の一部を担う広域的受け皿とし、木更津都心地区は、木更津業務核都市の中心として商業、業務、文化、レクリエーション等の諸機能の導入整備を目指し、相互に機能の補完をしつつ業務施設の立地促進を図る。

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