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更新日:令和5(2023)年12月4日

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春どりネギの端境期出荷を可能にする栽培方法

千葉県における春どりネギ栽培では、ねぎ坊主の発生(抽台)が多くなることから4月中下旬が端境期となります。そこで、この時期に春どりネギの出荷を可能にする栽培方法を開発しました。

 

この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。

春どりネギの端境期出荷を可能にする栽培方法(PDF:201.3KB)

1成果の内容

  1. ねぎ坊主の発生が遅い品種の「初夏扇2号」及び「羽緑2号一本太」を用いることで4月末日までに抽台した株が0~15%となり、4月下旬までの安定出荷が可能となりました。
  2. 4月下旬に出荷するために適した播種-定植期は、7月上~下旬播種-8月下旬~9月中旬定植であることを明らかにしました。
  3. 7月上旬播種-8月下旬定植だけでは白身が伸びすぎることがあるため、7月下旬播種-9月中旬定植まで播種-定植期を分散させる必要があります。
  4. 8月上旬以降の播種は、花芽分化時の内包葉数が少なくなり、4月末日までに抽台するリスクが高くなります。
  5. 5月以降は抽台が増えるので、トンネル夏どりネギ栽培に切り替えます。

 

 

4月下旬の春ネギ

4月下旬の春どりネギ

左「初夏扇2号」右「春扇」

春ネギの播種期別、定植期別の収穫物

播種、定植期別の収穫物

 

2普及の状況

海匝(かいそう)、山武地域を中心に上記品種の作付けが進んでいます。

3問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター稲・畑地園芸研究所総野菜研究室
0479-57-4150

4掲載年月

令和5年11月

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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