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更新日:令和5(2023)年11月24日

ページ番号:8497

加工・業務用キャベツの栽培法~外食・中食向けキャベツの安定した出荷に向けて~

食や中食(コンビニ弁当等)で使われるキャベツは、かたく締まる玉(かんだま)系キャベツが求められており、温暖な千葉県には、11月~6月の出荷が期待されています。4月~5月に出荷する栽培では冬の寒い時期を越す栽培となるため、安定出荷が難しい時期です。そこで、栽培方法を使い分けることで、寒玉系キャベツを11月~6月まで継続的に出荷できる技術を開発しました。

 

この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
加工・業務用キャベツの栽培法(PDF:115.3KB)

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
作業適期の拡大による加工・業務用キャベツの安定生産技術(別ウィンドウで表示)(PDF:128KB)
加工・業務用キャベツの適品種の選定と栽培法の確立(別ウィンドウで表示)(PDF:143KB)
加工・業務用寒玉系キャベツの4、5月どりトンネル栽培法の確立(別ウィンドウで表示)(PDF:140KB)

1成果の内容

内のキャベツ流通量の半分以上は加工・業務用であるといわれています。その多くは、かたく締まっていることで、せん切りの際に切り易く、形が崩れにくい寒玉系キャベツです。

外食での使用例

外食では多量のキャベツが使われています

かたくしまった寒玉系と春系

かたくしまった寒玉系(左)と春系(右)

栽培方法を使い分けることで、11月~6月の長期間、継続的に出荷することができます。

(1)11月~4月上旬どりは、夏まき露地(ろじ) 栽培
育期間が違う品種を8月に種まきすることで、長期間継続して収穫します。

(2)4月中旬~5月中旬どりは、秋まきトンネル栽培、秋まきべたがけ栽培
10月~11月に種まきし、トンネルやべたがけ(不織布で植物体に直接被覆)で保温することで、商品性を損なう花芽ができるのを遅らせて収穫します。

(3)5月下旬~6月どりは、秋/春まき露地栽培
育の早い品種を10月中旬~11月中旬に種まきし、5月下旬~6月前半に収穫します。また、玉が大きくなっても割れにくい品種を1月中旬に種まきし、6月後半に収穫します。

作型図

2普及の状況

葉、海匝(かいそう)、君津地域を中心に100ha以上で加工・業務用キャベツが栽培されています。

3問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター稲・畑地園芸研究所総野菜研究室
0479-57-4150

4掲載年月

平成30年1月(令和5年11月更新)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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