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更新日:令和6(2024)年3月22日

ページ番号:8486

農薬に頼らない水田雑草「ノビエ」の駆除方法

ノビエは水田に生える代表的な雑草です。放置しておくと、水稲が育つために必要な養分を奪い、お米の収穫量や品質を低下させてしまうので、除草剤を使わない有機栽培では農家の一番の悩みの種となっています。
そこで、農薬を使わずにノビエを除草する方法を検討した結果、田植えの6日後と13日後の計2回、水稲の株と株の間を撹拌(かくはん)すると最も除草効果が高いことが分かりました。

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
農薬に頼らない水田雑草「ノビエ」の駆除方法(PDF:170.7KB)

 

1成果の内容

(1)植え後、13~20日までの間にその年に発生するノビエの9割以上が、土から芽を出してきます。
こで、田植えの6日後と13日後の計2回、水稲の株と株の間を水田用の除草機で撹拌したところ、ほとんどのノビエを駆除することができました。

ノビエ

ノビエ

水田用の除草機による除草作業の様子

水田用の除草機による除草作業の様子

(2)自作のチェーン除草機(材料費約2万円)でも、水田用の除草機の代替が可能です。
その場合は、田植え後の7日後、14日後と21日後に1往復除草作業を行うことで、除草をしていない場所と比較して約9割の雑草を駆除することができました。

チェーン除草機

チェーン除草機

チェーン除草機による除草作業の様子

チェーン除草機による除草作業の様子

2普及の状況

いすみ市の有機米産地において、水田雑草防除のための米ぬか散布技術や乗用型水田除草機の導入が進められています。

3問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター稲・畑地園芸研究所稲温暖化対策研究室
043-292-0016

4掲載年月

平成30年1月(令和3年3月更新)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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